子どもが活発になる「魔法の言葉」!!By 元園長
さて、おはようございます。元園長 兼 発達心理学の会の副会長です。
今日のテーマはずばり、子どもが自分で考えることが楽しくなる言葉です。大人が子どもに掛ける言葉って、ものすごく大切です。その一言で思考する楽しさを味わうか、思考を停止してしまうか、の分岐点となるものだからです。
窓際のトットちゃん
黒柳徹子さん著の「窓際のトットちゃん」読まれましたか?実は私はごく最近読み、感銘を受けました。そこにでてくる校長先生やトットちゃんのお母さんの言葉がけが、素晴らしく、なんとも心温まるエピソードだったからです。なぜもっと早く読まなかったのだろう、と後悔したほどです。
魔法の言葉!?
さて、もったいぶらずに結論を先にいいますと、その言葉は
はい、たったこれだけです。なるべく、大げさにジェスチャーをつけて返答したり、認める、、たったこれだけを意識して返答するだけで、驚くほど自主的に活き活きと活動していきます。
子どもを認める言葉をかけますと、「ぼくはすごいんだ!」「わたしはもっとすごいのよ!」と、自分で思考しようとするギアがどんどん回転していきます。
※大人も一緒ですね(^^;。
もう少し工夫すると?
さて、認めてあげるだけでも十分に効果100倍ですが、さらに、プラス思考を深めてあげるために、視点を変えたりする【言葉を付け加える】、です。
子どもは、結果論で考える特徴があります。物事を熟考せずに、すぐに結論に達して「これはこうなの!」と結論付けてしまいます。そこで、子どもの言葉をまずは認めてあげた後、色々な可能性があることを考えさせるよう促す、です。具体的な例をみてみましょう。
と、まあ、浮く、沈むをお風呂の中で色々なもので実験しながら入ったりすると、楽しい思考がたくさんでてきて、子どもの考えがどんどん深まっていくのがわかります。
ワンポイント
ここで、重要なワンポイント!!!大人が思う正解をその時に導かなくて良いです。その時の子どもが考えた思考の過程が大切なわけで、「~くん、これが沈むのは、物質の密度がつまってるから」、、等の答えに導かなくても良いです。
※発達以上のことをするのは逆効果です。子どもは理解できずに結果的に思考する楽しさを止めてしまうからです。
自分で思考する楽しさを味わい、自主的に活き活きと活動していくための補助していくのが一番の目的ですね。自分で調べることを覚えた子どもは、もう後は、何もしなくても自分で進んでいきますものね。
さて、今日は、子どもが活き活きと活動する、魔法の言葉のご紹介でした。
ご覧頂き、ありがとうございます。