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デザイナーの価値は、かっこいい物を作れることなのか?

こんにちは、うちがわデザインの梶間です。

普段は、
個人でデザイナーとして活動してる私ですが
マネーテラス株式会社(以後、旦那の会社)
の役員という顔も持っております🥸

そこでふと疑問『役員って何やるの?』
これは、ずーっとおもってたことです!

先日、会社の飲み会があった時
その飲み会に私も普通に参加したんです。

その帰り、
旦那の会社に関わってくれるみなさんは
どんどん、株や決算、企業価値の理解が深まる中
私、何やってんだ?って感じちゃったわけです。

だったら、
「株や決算、企業価値の分析をやれっ」
って言われたわけではないけど、
決算書くらい読めるようになった方がいいかなと

デザインは、やるべきことやる

なぜなら
名ばかりの役員ほど、ダサいことはない。
だから、やるべき事をやろうと!

これはデザインも同じです。

デザイナーの多くは、
デザインが好きで仕事をしてます。
だから、
好きなテイストのデザインしたいんです。

「かっこいい」
「可愛い」
「おしゃれ」
そんなデザインが作りたいんです。

でもね…
デザインは、好きな事をするものではなく
やるべき事をやるのがデザインなんです。

これは、
有名なグラフィックデザイナーの
佐藤卓さんからの教えです。

やるべき事の為にアウトプットする
これが、デザイナーの価値!
私はそう思うようになりました!

例えば
お問合せを増やすために
まちに看板をつけようとします。

そこでのゴールが
お問合せを増やすですよね

だったら、
お問合せ先が、わかりやすく書いてある看板じゃないとダメなんです!

↓この看板!
カッコよく写真が載ってて、
様になってる!
雰囲気もあっていい!

しかし!
お問合せ先はない

だから、
お問合せを増やすというゴールに対して
これはやるべき事ができてない看板なんです。

看板のお問合せの例は極端ですで
イメージはこんな感じです!

グラフィックのデザインで言うと
2003年のグッドデザイン賞をとった
おいしい牛乳がやるべき事をやったパッケージの一つです。
(私が紹介するのもおこがましいのですが)

明治おいしい牛乳
牧場でのむ絞りたてのおいしさを追求した牛乳です

2003グッドデザイン賞 受賞

 「明治おいしい牛乳」のコンセプト「牧場でのむ搾りたての牛乳のようなおいしさをお届けする」を最大限に表現するために、訴求ポイントを一点に絞り込み「搾りたて・新鮮なおいしさ」をシンプルにわかりやすく表現したネーミングとパッケージに仕上げました。メッセージが多くごちゃごちゃとしていた従来の牛乳パッケージ群の中で、そのシンプルさが店頭で目立つように設計されています。牛乳の飲用ターゲットである子供を意識し、子供にもわかりやすく親しみやすい、母親から与えられるだけではなく子供自らが飲みたくなるような商品パッケージにしました。

https://www.g-mark.org/gallery/winners/9d1e8ce5-803d-11ed-862b-0242ac130002

かっこいい物ではなく
飲む前から、買う前から
どんな牛乳かを伝える。
これがやるべき事です。

最後に

デザインが好きで
好きなデザインをしたい
とダダをこねてた昔の自分を
今、仕事をとおして反省してますw


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