コンプリートリー・サウンズ・無理なことに挑戦したらどうなるか。
Chief note Officerのカジケンです。
シリコンバレーでDrivemodeというスタートアップを起ち上げてる古賀洋吉さんが、見事に事業をExitしたということで今日のnoteを書いています!
古賀さんは、一言でいうと「無理そうなことからやる人」です(と本人が言っている)。ドラクエをプレーするかのように、楽しみながら、人生の中で冒険を本気でやろうとする変態です(褒めています)。
無理の度合いがどれぐらいかというと、
- 偏差値30台の高校から明治大学に入学、大学100年の歴史で初めてハーバードMBAに合格。
- 帰国子女でもなく(ハーバードに留学する)30歳まではずっと日本で過ごしていた日本人が、世界一競争が激しいシリコンバレーでスタートアップを起ち上げる。
- そのスタートアップをホンダに事業売却。ちなみにホンダの歴史上初めてのスタートアップ買収案件。
いやー、どれもなんか笑っちゃうぐらい無理そう!すげえ!!
凡人である自分は、軽やかに無理なほうを選ぶその冒険家のような姿勢に刺激と影響を受けたくて、会う機会をスナイパーのように虎視眈々と狙いながら、ストーカーのように絡みにいきました(笑)。
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最初に古賀さんにお会いしたのは、2010年。古賀さんがハーバードを卒業後にアメリカのGlobespan Capital Partnersというベンチャーキャピタルで働いてたときでした。
古賀さんのブログ「愛の日記」の大ファンだったので、一時帰国していた古賀さんを囲む「お茶会」という名前のイベントに潜り込み(古賀さんは酒が飲めないのでお茶会!)、いろいろ質問しまくって、そこでの話もきっかけとなって自分は新卒から12年勤めたAppleを卒業。
その後、古賀さんはDrivemodeを起ちあげ、自分のほうは色々と模索する中で起業するかどうか迷っていたとき、ちょうど一時帰国中のタイミングを見計らいご連絡してアドバイスをもらいに行き、それがきっかけで自分も起業。(ちなみに渋谷のfab-cafeで4時間ぐらい話を聞いてもらって最後の別れ際に「カジケンなら絶対できる!」と突然大きな声で言われて腹決まりました。古賀さん、覚えてないと思うけど。)
まごチャンネルを発表したときに、サービス見てもらいながら事業の進め方の相談しつつ、日本オフィスの壁にシール貼らせてもらったり。
資金調達後に採用をどうするか相談しつつ、Drivemodeの日本オフィスの引っ越し時に余った机をもらいにいったり。
(小さくJK LOVEと書かれているこの机をもらったのですが、JKってもしか・・自主規制)
泊まり込みのとあるイベントでご一緒したときにも捕まえて夜中までずっと話を聞いてもらったり。
いやーこうやって振り返っても、隙あらば古賀さんに絡みに行く自分の姿勢、やっぱり完全にストーカーですね。わはは。すいませんすいません本当にすいません。
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でもAppleで働いていた2010年当時の自分に、今の自分の状況を伝えても絶対に信じないでしょう。
古賀さんとはもちろん全然スケールは違いますが、節目節目でアドバイスをもらいながら自分の中で無理そうなほうに動いてきた、その一つの結果なのだと思います。
そういえば、2014年に古賀さんがシリコンバレーでスタートアップを起ち上げることを宣言したブログ記事に対して、勝手に自分も記事を書きました。
いやー、それにしても、フツーに日本で生まれて、大して勉強もできず、フツーの大学を出て、30歳までフツーに日本で過ごした日本人が、びみょーな英語で、世界一競争が激しいシリコンバレーでジネス立ち上げに挑戦するなんてのはもうコンプリートリー・サウンズ・無理ですな。でも、できそうなことをやったら冒険にならない。だから、常識的に考えて明らかに無理っぽい事からやってみようと思います。 さあ冒険の旅に出るぞ。
「コンプリートリー・サウンズ・無理」と古賀さんが表現した挑戦の始まりから5年。今回また一つ冒険の旅をクリアしたわけです。
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冒険家として熟練の古賀さんと同じレベルはさすがに難しいかも知れません。
でも自分にとってちょっと無理かも?と思う選択肢を選んでみる。そんな自分なりの冒険を繰り返すことで、当初は想像もしていなかった高みにいけることは、全然あることなんだと思います。
いやーそうはいっても怖いなぁ・・・
そういう人には、以前ブログを書いてたときから何度紹介したか分からない、古賀さんのツイートをご紹介しておきます。
自分とは、自分が生まれた世界と生まれなかった世界の差。
古賀さんに会うたびに、めちゃくちゃ忙しい中でも真摯に惜しみなく自らの経験を踏まえて助言をしてくれ、本当に本気でこの言葉通りに生きてるんだな、といつも感銘を受けています。
思えばブログを書いていたのも、チカクという会社を立ち上げて事業を進めているのも、この言葉に出会ってから。少しでも良い差を残したいという気持ちからでした。
古賀さんの生み出す大きな差に引き続き影響を受けながら、チカクの事業や、このnoteも含めて、自分も良い差を残せるように頑張ります。
古賀さん、改めまして本当におめでとうございます!!
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