私が生まれて初めてオーディションに応募した訳
日常には刺激が欲しいのものである。
一度大きな刺激を受けてしまうと、それ以上のものを欲してしまう。
例えば私の場合あれだ。2011年のARABAKIのステージだ。
それ以前から野外フェスには出ていたのだが、まさか20そこらで、あんなでっかいステージに出させてもらえるとは思いもよらなかったで候。
あの時のアドレナリンは超えることはないのだろうかと思うと寂しいね。そんなことを考えてたら、初めてオーディションっていうものに挑戦してみたわけだ。私は。バンド史上初めて。
いや2回めか、1.5回めとでも言うのだろうか。
昔の話になるが、某番組のオーディションに応募した記憶がないのに、電話が来て、我々の歌詞が「○す」とかそう言う歌詞では放送できないので、変えてもらえませんか?と女性から電話が来て、その頃は私も荒ぶっていたので、
「まず応募もしてませんし、歌詞変えてまで、そのコンテストに出ようとなんて思いませんから。」と返した。今思っても失礼極まりない話だ。
その後、どうやら善意で応募をしてくれたスタッフさんがいて、色々話がごっちゃになってそのようになったと後日聞き、私は優しいので、水に流した。
もちろんオーディションは辞退した。
今回なぜアラバキのオーディションに応募したのか。
「一度大きなステージでやらせてもらってるのに、なんだお前は欲しがりさんか?」と思われてもしょうがないと思う。
私は、今、自分を見つめ直すことにハマっているのだ。結局少しながら過去に縋っている私も少しいるわけだ。もう一度。まっさらな状態で、バンドをやってみたいと思っているのだ。
最近叔母の梶賀千鶴子さんのミュージカルに行った。あの熱量をステージ上から感じて何かが変わったのだ
音の面では、新作で発売したBAKUROで過去を掘っくり返して新たなソンソン弁当箱を形にできたと思っている。
聞いてない人は聞いて欲しい。聞いてください。お願いです。
もう、カッコつけるのはやめたいし、過去の栄光にすがりたくないし、今の自分の状況でどこまでいけるのか指針が欲しかった部分もあり、思い切って、
応募してみたわけだ。投票も終わったが、
私の予想だと99%通ってないと思う。
なんせ、聞こえてくる声は、「どうやって投票するの?」とか「登録したら何かおきるの?」とか「私の皿のかき揚げを特別にお前にやろう」だとか、投票しました!なんて言葉は全く聞いてないのである。
しかしだ。私も努力したかとお天道さんに聞かれたら、否と答えるだろう。
ツイッターで書いたくらいだし、あと、友達も少ないので頼むのも気が引けたし。
でもだ、でもでもでもだ。あのオーディションの良いところは、平等であることだ。更新するごとにランダムでバンドアカウント配置が変わったり、1バンド一票限定だとか(私もよくみている)、もし、もしも誰かがいいなと思って投票してくれているかもしれない。
あれなんかドキドキしてる。
SHI GE KI