外注おせち体験

新年明けましておめでとうございます。
2023年はどんな年になるのでしょうか。
巷では「戦前の年」になると言う、物騒な話も聞かれます。
確かにそうかもしれません。
当たり前の日常が送れない状況がやってくるのかもしれない。
ネガティブに未来予想をすれば底なしに暗い日々。
今から庭に防空壕でも掘ろうかね?
いやいや、核兵器が使われたらひとたまりもないのだから、シェルターを探さねば。
そうなったらもう、死んだ方が良いのかもしれない。
生き残っても、サバイバルな日常を生き抜けるかどうか。
ならば直撃で愛猫もろとも昇天した方が良いのかもしれない。。。
あああ。
新年早々ろくな事を考えませんね私。
それより、
今、ココにいる自分を大事にせねば。
過去でも未来でもない、今。今を大事に日々を生きていきましょう皆様。

・・・・・・・・・・・・・

さて、我が家の年末年始ですが、
喪が明け、初めて父のいないお正月を祝いました。
年末の大掃除では、それまで父が作っていた神棚の注連縄を、加とさんと私で見よう見まねで作成。
加とさんの方が器用でキレイに縄をなえたのが悔しい(笑)
記憶を頼りに神棚を整えるので、昔ながらの風習を父からきちんと伝えてもらっておけば良かったです。

掃除の後は、おせち料理づくり。
例年、私が台所で孤軍奮闘するのですが、私も経年劣化が進み(笑)、おせちを作るパワー不足を感じていたので、今年は思い切って注文しようか!
・・・と言う話になり、たまたま届いた某大手家電メーカーのダイレクトメールにおせち料理の注文票が入っていて、早めに注文すると1万円引きとあって、ついつい、ほんの出来心で、うっかり、ポチッとな。

冷凍状態で届いた某電気屋さんのおせち料理。
和洋合わせて60品目以上も入っている二段重ねの木箱は、なかなかどうして圧巻でした。
(写真撮るの忘れました)
大晦日から冷蔵庫でゆっくり解凍し、元旦の朝に開封。
私「すごい!!こんなに入ってるんだ!」
加「これなに?肉?魚?」
母「そんなに食べられる?」

田舎の手作りおせちなんて、まぁ5種くらい手作りして、あとは蒲鉾と伊達巻きを切ってお皿に並べて、あればお刺身がちょこっと・・・ぐらいのものですが、60数種も入ってると、何がなんだか(笑)
一応パンフレットも添付されていて、写真と料理名を照らし合わせて確認してから口に入れました。
半分以上が、人生初!的なお料理。中には、
母「これはどうやって食べるの?」と言うものもあって、ぶっちゃけ、
困惑しながら食べるおせち料理は初めてだわよ(笑)
バイ貝の旨煮は楊枝等で中身を引き出して食べるのですが、
母「メイ(猫)の耳垢そうじみたい」とつぶやき、
一気に食べる意欲を失う始末。母よ・・・

美味しかったのはローストビーフ。
(写真撮るの忘れました)
これまで我が家ではお正月にローストビーフは用意した事が無かったので、そこは頼んで良かった~♪と思いました。
ただ、栗きんとんは、きんとんがちょっと水っぽくて、これは私が普段作っていたきんとんの方が美味い(と言うか食べ慣れてるからね)。
フカヒレも付いてきたんだけど、
加・私「・・・・・」

いわゆるグルメではないし「ご馳走」的なお料理を食べ慣れていない田舎暮らしの人間には、ギョッとしたりドン引きしたり頭ひねったり、なメニューではありましたが、それはそれで面白い体験でした。
こういうお料理に慣れているであろうZ世代の子供がいる家庭なら、あっちゅう間に食べ切れちゃうんだろうな。
どっぷり昭和世代な我が家は、いちいちパンフレットと照らし合わせながらおずおずと口に運び、高いんだから傷んじゃったらもったいない!と頑張って、三が日のうちになんとか完食。
空になった二段の木箱を見つめて、謎の達成感(笑)

不味くはなかったけど、多分もう注文はしないだろうな。
頼むとしたら、今度はデパート系か、食べ物屋系のおせちにしとこう。
少なくとも、電気屋じゃなく。
そして、60種以上も入ってなくて良いから、昔ながらの伝統的なおせち料理数種をちょっと多めに詰めたセットで。
なにしろ豪華で種類だけは多いから、蒲鉾は2切れしか入ってないのよー。

注文おせちの良いところは、大晦日の晩に孤軍奮闘しなくて良いこと。
今年はゆっくりガキ使が見られるかなーと思ってたら、
やってないじゃん!!!(^◇^;)
じゃあ紅白見ようかなと思ったんだけど、歌手も歌も知らない・・・(゚o゚;)
ならばテレ東の「年忘れにっぽんの歌」にチャンネルを変えると、
私が若かりし頃のヒット曲が流れていて「なつかしーーー♪」
ついに・・・紅白よりコッチの歌番組の方が馴染むようになったのか私・・・・・・それはそれでちょっと切ない(笑)


今年の暮れはまた手作りしようかな。
黒豆・栗きんとん・田作り・筑前煮・錦卵・紅白なます・お雑煮・・・
買ってくるのは蒲鉾に伊達巻に昆布巻とお刺身。
豪華よりささやかで。

今年1年も、ささやかで。。

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