CHIEKO

絵を描いたり、文章書いたり、写真を撮ったり、犬や猫と遊んだり、な日々と、仕事を少し。

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最近の記事

また会おうね。

春はまだ遠い、と思わせるような、底冷えのする日。 飼い猫のメイが14歳と10ヶ月の生涯を終えて天に還った。 我が家の歴代猫で、最も人懐こくて愛嬌のある子だった。 出会いは2009年の6月。 梅雨入り間近の蒸し暑い夕方、勤め先の玄関で鳴いていた子猫。 それが、メイだ。 当時、我が家には、ふう太と言う白黒のオス猫がいて、狩りと喧嘩を繰り返しながら野山を駆け巡る、ワイルドな元野良が暮らしていた。 ムササビや鳩を狩るふう太に、手のひらサイズの子猫なんて見せたら、 「獲物認定!」さ

    • ぶどうパンの味

      半世紀以上、昔のはなし。 父は、隣の日高市にある旧・日本セメント(現・太平洋セメント)埼玉工場に勤めていた。 山の中にある自宅から職場までは、HONDAの125ccのオートバイを使っていて、時々燃料タンクの上に私を乗せて、あちこち出かけたらしいのだが、私自身はよく覚えていない。 それどころか、私はタンクの上で眠くなり、コックリコックリ舟を漕ぎだし、父は慌てて片手で私を支えながらバイクを運転したそうだ。恐ろしい。抱っこ紐も補助席も着けずに、3つか4つのの幼子をタンクに跨がらせて

      • 一体あのハライタは何だったのか。。

        先々週、持病の潰瘍性大腸炎(以下、UC)が、多分再燃した。 多分、と言うのは、今回、症状がいつもと違っていたので、もしかすると再燃ではなかったのかも知れない。 キリで穴を穿つような激痛と、土石流レベルの下痢が止まらず、 (これはもう私、ヤバいかもしれん。  救急車呼ぶか。・・・多分そのまま入院だろうな) などと、トイレにうずくまり、肩で荒い息を繰り返しながら、最悪の事態を想定していた。 119番にダイヤルしなかったのは、 頭の片隅で「ただの腹下しじゃないか?」とも考えて

        • 2年経って思うこと。

          今年の夏の暑さは尋常じゃない。 と、日本中のあちこちでみんなが言ってる。 地球温暖化どころじゃない。 地球灼熱化だと、某エライ人が危惧しておられた。 本当に、焦げそうなくらい暑い。大げさじゃなく。 その暑い熱い8月も、もうじき終わる。 母がお茶を飲みながらふと、独り言のようにつぶやいた。 「一昨年の夏も暑かったんだろうね。全然知らずに過ごしちゃったけど」 一昨年。 そうだな、一昨年も、暑い夏だった。※去年もだよ でも、今年ほどじゃない。 一昨年の夏は母にとって、81

        また会おうね。

          刑事さんキター!・・・な、話。

          小さい頃、TVで放映していたドラマと言うと、 ほのぼのしたホームドラマと時代劇、それと刑事ドラマを思い出す。 ホームドラマには、大体しっかり者の「お母さん」が出てきて、 ちょっと頼りない「お父さん」や、ウッカリ者のお手伝いさん、 やたら生意気な「お兄ちゃん」とか「お姉ちゃん」なんかが家族にいる。 時代劇と言うと、実在した有名人の生涯を語ったり、 架空の「正義のヒーロー」的なキャラが悪いヤツをこらしめてた。 そして、刑事ドラマは、 現実にはあり得ない様な「銃撃戦」と「カー

          刑事さんキター!・・・な、話。

          外注おせち体験

          新年明けましておめでとうございます。 2023年はどんな年になるのでしょうか。 巷では「戦前の年」になると言う、物騒な話も聞かれます。 確かにそうかもしれません。 当たり前の日常が送れない状況がやってくるのかもしれない。 ネガティブに未来予想をすれば底なしに暗い日々。 今から庭に防空壕でも掘ろうかね? いやいや、核兵器が使われたらひとたまりもないのだから、シェルターを探さねば。 そうなったらもう、死んだ方が良いのかもしれない。 生き残っても、サバイバルな日常を生き抜けるかどう

          外注おせち体験

          停滞する日々

          天中殺が明けた2022年。 よし、これからだ! ・・・と思っていたら、 九星気学で言う一白水星は、今年は停滞する年らしい。 高島易学に詳しい絵の師匠は、 「あなたは今年一年、前に進むより立ち止まって考えることね」 と言った。 今年ももうじき終わるんだが、 立ち止まった方が良い一年だった。 夏には一時停止するところでちゃんと停まらなかったのをお巡りさんに見つかって違反切符を切られた。 免許取って40年。初めての出来事。 立ち止まれば良かった。 秋には、車を電柱にぶつけた。

          停滞する日々

          売れない話

          私は時々、絵を描いている。 時々だ。いつも、じゃない。 幼い頃に、母からお絵かき遊びをしてもらった所がスタートで、成長と共にいつも「お絵かき」が傍らにあった。 勉強せずに絵ばかり描いているもんだから、母は祖父母から 「あんなポンチ絵みっともない。描かせるな!」 と強く責められ、私はいつも「絵なんか描いてないで勉強しなさい!」と叱られていた。 が、結局勉強もせずに、私は絵ばかり描いていた。 幸い、妹がお勉強大好きな子に育ったので、祖父母や父母の期待は妹に移っていった。 なの

          売れない話

          よくキレます

          市内のホームセンターで、日用品をあれこれ物色していた時のこと。 文房具の売り場を何となく眺めていたら、懐かしいハサミを見つけました。 PLUSのハサミです。学生時代の憧れでした。 デザインの専門学校に通っていた頃、毎日の様に画材店に立ち寄っていたのですが、その時いつも目にしていたのが、このハサミでした。 私は造園デザインの学校に通っていたので、普段の授業で必要なのは図面用のトレーシングペーパーや図面を引くホルダー、鉛筆と芯を削るカッターナイフに定規などで、ハサミは必須では

          よくキレます

          広島への道。

          10年前の朝の事。 私は、東京駅の八重洲口にある、東海道・山陽新幹線のりば手前の椅子に腰掛け、時計ばかり見ていました。 その日、私は午前8時10分発博多行きに乗るべく、朝6時前に家を出、加とさんに駅まで送ってもらい、池袋から電車を乗り換えて東京駅にやって来たのです。 降りる駅は、広島。 何をしに行くのかと言えば、薬を手に入れる為でした。 初めてのひとり旅。 人生二度目の新幹線。 一度目は1978年、奈良・京都への修学旅行で乗ったきり。実に32年ぶり。 切符の買い方もよく解らず

          広島への道。

          体温低い私。 子供の頃から35度台が普通で、36度後半ともなると熱っぽくなる子だった。 今このご時世、37.5度以上あると色々緊張感高まっちゃうけど、低すぎるのも問題なので、まずは平熱を上げよう。 で、ウルトラ生姜を紅茶に入れて飲む。 かっ…辛い…涙目。

          体温低い私。 子供の頃から35度台が普通で、36度後半ともなると熱っぽくなる子だった。 今このご時世、37.5度以上あると色々緊張感高まっちゃうけど、低すぎるのも問題なので、まずは平熱を上げよう。 で、ウルトラ生姜を紅茶に入れて飲む。 かっ…辛い…涙目。

          誰がために・・・

          友人のMさんが可愛がっていたウサギの絵、大分進みました。 まだまだ毛並みの描き込みが不十分なので、もっと塗り重ねて行きます。 描いてる間、不思議な感覚が湧きあがります。 ハッピーちゃん(ウサギの名前)と対話しているような感じなのです。 私は、生前のハッピーちゃんを知りません。亡くなった後に、Mさんとの交流が始まったので。 なので、写真を数枚頂いて、それを基に描いているのですが、 なんと言うか・・・絵の中のハッピーちゃんが、私の制作をサポートしてくれているんじゃないかって思え

          誰がために・・・

          鉛筆画

          鉛筆画

          ウサギ絵

          ウサギ絵

          ウサギ絵

          ウサギ絵

          裏山に植えた河津桜が開花しました。まだ2月だってのに。 去年は3月中旬頃だったような。 1ヶ月早いってのは、相当暖かいよね今年。 寒がりだから暖かい方が良いんだけど、暖か過ぎてもマズいよねえ・・・

          裏山に植えた河津桜が開花しました。まだ2月だってのに。 去年は3月中旬頃だったような。 1ヶ月早いってのは、相当暖かいよね今年。 寒がりだから暖かい方が良いんだけど、暖か過ぎてもマズいよねえ・・・