頭の中で宇都宮に勝てる🧠滋賀レイクス
Bリーグ開幕週、熱かったですね~。
滋賀レイクスのバスケット、すごく面白かったです。
大阪戦を振り返ってみると、私たちブースターに一番インパクトを与えたのは台湾バスケ界のエース、ユウアイチェ選手ではないでしょうか!
レイクスの台所事情、選手の編成についてはB1で戦うのが難しいのではないかって、巷では囁かれていると思います。
だけど、開幕節を見て思いました。
レイクスの選手の能力は他のチームに全然引けを取らない。
足りないのは「経験」であったり、「自信」であったり、「根気」であったり、「モチベーション」であったり、、、そういう精神面で何か晴れないものがあるのではないかと感じました。
レイクスで自信をつけた選手が他のチームに移籍してしまう問題は、レイクスの永遠の課題ですけども、それを解決するのは「お金」「お給料」だとハッキリしています。
それはそれで、レイクスは堅実な運営をしていくと公言していますので、選手にそんな高いお給料は払えないわけです。そういう選手はレイクスのチームマネジメントにマッチしていないということになります。もうその問題については何も言いません。
レイクスは次のステップに入っています。
今いるメンバー(選手)は、全員B1で通用しますし、足りないのは「経験」、「気持ち」、あとは選手を支える「環境」、これだと思います。
とにかく、“時間”と“愛情”と“賢さ”が必要だということです。
つまり、試合が行われている約2時間の出来事よりも、それ以外の、試合が行われていない時間の過ごし方がいかに大事かということです。
事件は会議室で起きているんじゃない、現場で起きているんだと、よく言ったものですが、
試合の勝敗は当日決まるんじゃない、一週間の過ごし方、考え方で決まるんだ、と私は思います。
お客様だって、試合の2時間にお金を払っているのではなく、それまでの一週間の選手の姿やチームの動きを全部見て、そのドラマにお金を払っているのです。
だから、いい意味で、自分達の立ち位置を知ること。自分達の器を知ること。自分達の武器や戦い方を見せること。オープンにすること。その中で100%の力を発揮すること。それを継続していくこと。根気よく、愛情をもって、選手を育てていくこと。
選手に100%の力を出させるのは、周りの環境や、フォロー、時間の使い方が大きく関係すると思います。
コミュニケーションも大事です。
ファンは何を求めているのか?
チームはどの方向に進みたいのか?
選手は何を考えているのか?
「同じ方向を向く」…とよく言われますが、「言葉」にしないと誤解を生みます。
人それぞれ「同じ方向」が違う解釈ではまとまりませんから。
100%のチーム力は発揮できませんから。
次節の宇都宮戦なんて、ハッキリとした目標を言葉で表せなかったら、本当に何をしに宇都宮まで遠征するのか分からない試合になりますよ。
宇都宮戦に、ファンは何を求めているのか?
チームはどの方向に進みたいのか?
選手は何を考えているのか?
どういう結果を残したいのか?
バスケはアリーナで起きているのではありません。私たちの頭の中で起きているのです。
試合なんて始まってしまえばやることは決まっているんです。1点でも多く、丸い輪っかにボールを通せばいいんですから。動物でも教えたらできるんじゃないですか?
私たちは人間です。考えて、成果を上げて、自信をもって帰りたいじゃないですか。
だったら、頭の中でバスケをしているじゃないですか。頭の中での戦いなら宇都宮にも勝てるじゃないですか。
だから最初に言いました。
レイクスの選手は他のチームに全然引けを取らない。B1でも戦えると。
足りないのは「経験」であったり、「自信」であったり、「根気」であったり、「モチベーション」であったり、、、そういう精神面で何か晴れないものがあるのではないかと書きました。
その晴れないモヤモヤを晴らすのは「言葉」です。「コミュニケーション」です。
美しい、整えられた言葉よりも、リアルで生々しい本音が、チームの共通認識へと変わり、すごく“強い”チームへと変わると思います。
岩のような強固な宇都宮にも穴を開けられるくらい、“力”のかたまりになれると思います。
一週間の過ごし方、大事にしましょう。
それではまた!