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バスケ日本代表2024 の“新たな”弱点

1年前に書いた記事。ここで僕は、日本代表の弱点は、圧倒的な「フィジカルの弱さ」だと書いた。
しかし、そんな僕の不安を吹き飛ばす活躍を見せてくれた沖縄ワールドカップでの日本代表の活躍。そこで見せた戦い方は、スピードとスリーポイントシュートを武器に世界と戦う姿であった。

しかし、今はその「スリーポイントシュート」に依存した戦術が、日本代表に新たに浮上している「弱点」なのではないかと思っている。


トムホーバスHCが掲げるビジョンはこうだ。

「スリーポイントシュートを40%の確率で決めたい」


確かにそれだけの確率で決まれば、日本代表が世界の舞台で勝利する確率もぐんと上がるだろう。

しかし、実際にそんなことは可能なのか?

バスケットボールには試合中に好不調の波があるスポーツで、その波をなるべく計算のできる範囲で小さく抑えることが、常勝チームの定石といえる。

日本の目指すスピード&スリーポイントシュートに特化した戦術は、計算のできる安定したプレーとは裏腹に、不安定で博打のような、ギャンブル性の高い戦術といえる。

日本人選手は、近年、スキルの高い選手が増えてきて、スリーポイントシュートを40%を超える確率で決めれる選手も増えてきた。
だから、決して難しい目標には思わないかもしれない。
しかし、1試合を通して、チーム全体の確率を40%目指すというのは簡単なことではない。

例えば、前半50%を超える確率でスリーポイントシュートが決まったとしても、後半その反動で30%を切る可能性は十分にある。
前半は強豪国を相手に善戦できたとしても、後半スリーポイントシュートが全く入らない状態で、どうやってチームバスケットを崩さずに、戦っていくのか?
僕には後半が地獄絵図になることしか想像ができない。

トムホーバスHCが率いる日本代表は、昔 体育の授業で使った“平均台”の上を歩くかのようなバランスで、パリオリンピックを戦い抜こうとしているのだ。
不安でならない。

Akatsuki Japanの行く末💧⬆️


バスケ日本代表に新たに浮かび上がった弱点は、スリーポイントシュート至上主義である考え方。

ホームアドバンテージのないパリオリンピックでは、きっと1勝もできないはずだ。

残念だが、日本の“勝ち”にはこだわりすぎず、今から世界の国々にも視野を広げ、“楽しく”オリンピックを観戦する、、、というのをおすすめする。


今日はここまで。

ではまた!