kajiiの音楽レポート009 創作楽器の演奏家たち
kajiiは日用品からさまざまな楽器を創作しますが、
実は世の中には他にも素晴らしい創作楽器の演奏家が存在します。
ここは自称創作楽器マニアの創による解説付きで3名(組)のミュージシャンをご紹介します!
「糸電話の楽器」ストリングラフィ…世界でも類を見ない非常に珍しい楽器です。
演出も独特で、アンサンブルメンバーがまるで舞うように音を出す姿、お客さんを囲むように配置するセッティングなど独自の工夫がたっぷり!
弦楽器のような音色だけかと思いきや、打楽器的奏法もアリ、また擬音楽器としてのポテンシャルはすさまじいものがあります。
東京都世田谷区にあるスタジオ・イブで定期的に開催されている
「繭の色の演奏会」が目の前で見ることができオススメです!
ガラクタに命を吹き込む打楽器奏者、山口ともさん。
実は創は一年間ほどともさんのアシスタントを務めていたことがあります。
ともさんの楽器は、廃品、ごみ、ガラクタから生まれたものばかり。
それなのに、本当にすてきな音と笑いが溢れるステージなんです。
とても自由なセンスがあって、ひとつひとつのパフォーマンスにともさんの音楽への想いが透けて見えます。
今なお心から尊敬してやまない真のアーティストです!!
田島さんを初めて見たのは名古屋で開催されたイベント「タンバリン教」。
あらゆる意味で既成概念を打ち破る、タンバリンの神です。笑
創作楽器的な側面から見ると、田島さんオリジナルのタンバリン
「タジバリン」が本当に素晴らしい。
左手一本で表面の張り具合(ピッチ)、ジングルの暴れ具合、スナッピーの当たり具合をコントロールできるという信じがたいタンバリン。
タジバリン一つで音階、ドラムセット的な音色まで出せてしまいます。
こうして書いていてもちょっと現実感が無いのですが、目の前で見せていただいたので現実に存在します。
トークも信じられないくらい面白いので、タンバリン教に行った人はほとんど入信しているようです。
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以上、国内で見ることができる演奏家たちをご紹介しました!
共通して言えるのは、楽器の素晴らしさはもちろん、本当にいろいろな部分で工夫をされていること。
ビジュアル、トーク、構成、物販…皆さん全てが面白いんです。
偉大なる先輩方に敬意を表しつつ、kajiiも日々精進していきたいと思います!