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食を学ぶことは自分との信頼関係を取り戻すこと

こんにちは、梶田裕深です。

<お手当て>という言葉をご存じでしょうか?
普段食べているものを使って身体の不調を改善する方法です。

料理ってレシピがありますが、
このお手当ては一応の作り方はありますが
料理のレシピとはちょっと違います。
 
もちろん、
基準となる分量や作り方を示さなければ、
そもそも作れないのですが・・・
どんな時も、どんな人にもこのレシピ!
という固定的なものではありません。
 

もうちょっと具体的なお話をしましょう。
私の娘が体調不良になったときのお話です。
 

基本的に熱が高いときは食欲がなく、ほとんど食べません。
私も無理して食べなくて大丈夫
ということを日ごろから伝えてあります。

少し元気になってくると葛練りが食べたいといってきたんです。

「葛だけにする?それともリンゴ果汁入れる?
 どっちがおいしく食べられるか身体にきいてみな」
という声掛けをしました。
 
子どもの場合、陽性の熱を冷ますのに葛だけではなく、
リンゴ果汁を入れるという方法もあるのです。

でも、これは私が判断するのではなく本人に聞くのが1番。
そんなこともあるなという知識は頭の中に思い浮かべながら、
実際は本人に聞いてみて判断するのがよいでしょう。 

「どっちだったらおいしく食べられそうかな?」
と子どもは自分の身体と食欲を考えて決めるわけです。
それまで熱で何食か食べていませんから真剣勝負です。 

この時出した答えは
「リンゴ果汁とお水半分で葛練りを作る。
 硬さはいつもの半分の柔らかさ」
という返事が返ってきました。
 
いつもの・・・というのは
普段日常的に葛練りを作っているので出てきた表現ですが
自分が1番おいしく食べられるであろう硬さまで、
本人はちゃんと分かっている。
 
後で聞いたところ、
リンゴ果汁100%だと甘すぎると思ったから
水で半分に薄めたかったという話でした。

リクエストの通りに私が葛練りを作ると、
ぺろりと平らげてしまいました。
 
もしここで作ってみたけどあまりおいしいと感じなかった。
なんとなくいまいちだった・・・。
という場合は、
再度どうするか本人と相談します。
 
もしかしたら、もう少し葛の分量が
多いほうがよかったのかもしれませんし、
もしかしたら、そもそも葛練りじゃなくて
おかゆの方がよかったのかも知れません。
 
もう一度、身体に聞いてみる。
 
何度身体と対話したっていいわけですし、
やってみて違ったらやり直せばいいだけ。
 
1発で決めようとする必要はないんです。
 
大切なのはレシピに縛られず、
「あなたはどう感じるか?」ということ。

あなたの身体が、
お子さんの身体が発しているちいさな声を
丁寧に拾っていくことです。
 
大丈夫です、お手当ては食べ物で行いますから
基本的に副作用はありません。
万が一、その時の症状に全然あっていないものを選んじゃったとしても、
死んじゃうことはありませんから。
 
食事で身体を整えるお手当てや食養生がわかると
身体や心の声を拾いやすくなります。
 
そしてなにより、お子さんとの関係が劇的に変わります。
「あなたはどう感じるか?」
「あなたはどう思うか?」
小さいころからそうやって自分の心と身体に向き合っていたら
自分自身の声を拾いやすくなります。
これ、すごい自己の確立ですよね。
 
お子さんの自立を促しながら
ママ自身も自分の身体や心に向き合っていけたら
ママ主導の子育てではなくて
お子さんの意見を尊重しながら
ともに育っていく親子関係を
築くことができるのです。
 
食を知る、食を学ぶってことは
ただ栄養を取るということではなく
それを通してママは自分自身との信頼関係を取り戻す機会になるし
お子さんも自己を確立していくとても有意義な時間になると思うのです。
 
私は食に時間も労力もかけてきましたが
その生き方も子育ても間違っていなかったと
今胸を張って言えます。
 
時短やタイパで削られる1番の候補は
食事の時間かもしれません。

そんな時代だからこそ、
食の大切さを伝えたいなともって書きました。
 
今日の本文中に出てきた葛練りですが
花粉症対策にも効果あり。
ぜひ良質の本葛を手に入れて作ってみてください。

作り方はこちらから↓↓↓
タイトルをクリックすると作り方のページが表示されます。
【基本の葛練り】
【寒い日の朝におすすめ葛湯】
【お子さんのおやつに最適リンゴジュースの葛練り】
【りんごの葛練り】
 
それでは今日も
人生最高の1日を☆彡

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