見出し画像

モチーフや写真を見ずに でっちあげで描いたら いつもよりリアルに描けた件

いつもは平面的な絵しか描けないお絵かき族の者です。
デジタルスケッチの技法書で練習して、
Photoshopなら結構リアルに描けるようになったので、
アナログ技法でもいけるんちゃうん・・と思い描いてみました。

いつもはこんな感じ

これはピンクのサザンカを目の前に置いて、
観察しながら描いた水彩画です。

背景のクリスマスローズはスケッチや写真を見ながら描いたやつ。

背景に困って3ヶ月放置していた絵

水彩画は難しい!

翻訳本の「絵画技法完全ガイド」にも
透明水彩が一番難しいと書いてあった。
手軽だから初心者が最初に使う画材ですやん。
こんなところにもお絵かき族を挫折させる罠が!


モノを立体的に描くための理屈

「デジタルスケッチ入門」という
デジタルで描く技法書を、
アナログ絵に応用しました。

透明水彩は重ねると下の色が見え、
デジタルで言えば乗算レイヤーです。
影を描くことは出来ますが、
光を描くオーバーレイや、
ハイライトを描くスクリーンのレイヤーは描けません。

なのでアクリル絵の具で描いていきます。

立体的に見せるのに必要なのは光と影です。

光と影の色を作ります。


置く位置間違えた
寒色光とハイライトが入れ替わっています

は下の色より明るくする必要があるので、
不透明の白い絵の具を入れました。
(チタンホワイト)

は下の色が見えたほうが良いので
透明色です。
ジェルメディウムも入れて透明感を強調。

ハイライトは最も明るくするために
白ジェッソを混ぜました。

照明の暖色光と
から入る自然光の寒色を想定しています。

暖色光の影は寒色(青)
(使う時は茶色と青い影色を重ねる)
寒色光の影は暖色(茶色)です。

光源の位置を決めて
光と影を描きました。

ざっくり言うとこんな感じ。

立体に見えるやろ?

強い光には濃い影。

窓の光は全体を薄く照らし
照明は部分に強い光を当てる

これを意識しつつ
存在しないものを描いていきました。

ヘボいスケッチで試してみる

本当に理屈どおりに描けばうまくいくのかなー。
ビビリなので失敗しても精神的ダメージの少ない、
ヘボいスケッチで試してみました。

これはスケッチもでっち上げ
サボテンのつもり

おや
これはいけるのではないか?

いつもより立体的に見える。

本気でやってみよう

向いていない時は
最初から楽しくないし上手くいかない。

今回は楽しいし上手く行ったので、
コツを掴むまでやってみようと思いました。

次はちゃんと下絵を描くよ。

コピー用紙にスケッチブックを参考にしながら、
でっち上げでブツを描きました。

窓ガラスに貼り付けて、
水彩紙に軽く書き写していきます。
・・トレース台持ってないから・・

下絵は影や光も入れた
あまり参考にしなかったので
次回からはやめた

シャープペンシルで下絵を見ながら清書して
絵の具で影を軽く入れました。

影を描き足して、
色を入れていきます。

どんどん描いたら完成!

描いてるうちに左下の花が海老天の尻尾に見えてきた

気負いがあったので、
1枚目より時間がかかって、
迷いが多かった。

いつになったら力まず描けるようになるのかなあ。

3枚目の下絵を描く時は、
資料を見て・・別のものに変形させたけど・・描きました。


元は木の幹をスケッチ
そこにキノコとか足した

6枚描いてこれが一番好き。
一番早く描けた。
緊張せずに描けた。

と、喜んでいたら次からまた緊張。

最初から好みの見た目になっていったので、
怖くなってこれ以上筆を入れられなくなった。
もう少しコントラストを付けたほうが良いのに。

描けば描くほど上手くなるというわけでもない

スケッチが適当すぎて、
だんだん辛くなった。

この絵と次の絵は色が気に入らなかったので後日加筆。
(色の調和に関していいネタをもらったので、それについて後日別の記事書きます)


最初に計画していた色とズレていって困ってる

ここまでで6枚。
まだビクビクしながら描いているので、
良いところを伸ばしつつ、
ダメなところを修正して、
洗練させていければなと思っています。

こないだまでやってたコラージュどうしたんだよ・・
それもネタがあるので次回のお楽しみに。

ジタバタしながら
楽しもうお絵かき





いいなと思ったら応援しよう!