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コロナで感じた東京の「狭さ」。ヨーロッパでは物置レベル?

広いことはいいことだ

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やほー

将軍川くん

前回、「人と自分は違うんだね」っていうことについて話したよね。
それについて書こうと思って、近所のカフェにいたんだけど、コロナ禍であまりに人がいなくてゆったりしてるから、ちょっと感動してしまって、それを書きたくなっちゃった。
今書こうとしているテーマは来週にさせてもらおうかなと思った。

コロナのせいっていうのはひとまず置いとくけど、広いってことはリッチなことだよ。スイートルームとおんなじだ。

これまで、東京は場所がないと思ってきたの。カフェはギチギチに席があるし、建ぺい率ギリギリまで建物を作って、天井の低い部屋をたくさん積み重ねてた。ベンチを置くスペースもないから、座りたいっていうだけで、店に入って金を払う必要がある。空気も悪い。
そういう息苦しさと、そんな「田舎だったら普通にタダ」のものに高い金を払わなければならないことに、自分は、疲れてたし、心の底で怒ってたと思う。

でも、今回のコロナで、もう、どんなに家賃が高い店でも、もうけ度外視で、席と席の間隔をあけなければいけなくなった。都心のビルに人が密集することもなくなって、みんな家で仕事してる。

ふと思ったけれど、それは、いいことだったよ。

去年、九州の福岡市に旅行に行ったら、物の値段は東京と同じくらいか、少し高いくらいだったんだけれど、建物の天井が高くて、席の間隔が広いの。マンションも適当に間隔が空いてて、どことなくゆるい感じがした。
福岡の街の中には、人と人の間に流れる風みたいなものがふんわりと存在していたんだよね。それは、空間があるってことだったんだと思う。そこに、九州の豊かさを見たよ。

それに比べると、東京の都心部は常にせまい。東京の人は、狭さっていうストレスと戦ってると思ったね。
品川の一等地で、数億円の広いマンションに住んでる人を知ってるけど、億ションって、中に入ったら「ふつうの家」だからね。品川でまっとうな家に住みたかったら、何億円も必要なんだ。人の暮らしって、そんなに高い金を払わないとダメだろうか。普通の家に何億円も払うなんて変だよ。投資の世界のことはちょっと置いといてさ。

加えて、都心って、飲食店をやれるような場所でもないと思うんだ。
まず、家賃が高すぎて、食材費をどうやって削るか、人をいかに詰め込むかを考えざるを得ないから、どうも「経営してる感」みたいなものを推測しちゃうんだ。
田舎出身だから、そうなんだと思うけど。

そういうものがみんな、できなくなって、東京は広くなった。
確かに祭りは終わった。
でも、それはそれでよかったんじゃないかな。
どう思う?



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人間は広さを求める生き物なのだ

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梶さん

ある意味、そういう時期に東京で過ごせてラッキーだね。
もしウチもそのときそこにいたら、東京のことをそんなに嫌いにならずに済んだと思う。

ウチは人混みが大嫌いだ。
満員電車も嫌い、学校の教室も嫌い。
旅行をするときも、自分だって観光客のくせに観光客の大群にモヤモヤする。

そういう意味では、ヨーロッパの都市は生活しやすい。
それは多分、東京に比べて人口密度が低いだけじゃなく、建物の中が広いからなんだと思う。
ハウスシッティングのお仕事で色々な部屋に住んでるけど、どの部屋も天井は高いし、広さだって6畳半以上はある。中には物置専用の物置部屋(Kammer)がある物件もあって、それだってウチが東京で住んでたシェアハウスの2倍くらいの広さだ。これなら住める、と思って打診したら、どうやら法律的に人は住めないらしい。

そう、東京で部屋と呼ばれているもの一部は、ドイツでは物置部屋とみなされ、法律的に部屋として使うことはできないのだ!
多分、窓もない6畳以下の部屋なんて、人間が住むべき部屋と見なされてないんじゃないかな。
そう考えるとやっぱり、東京は人が集まりすぎかもね。

とはいえ、ベルリンでもお年寄りたちは中心部から20kmくらい離れた郊外に住んでいることが多い。
居心地が悪い環境にも耐えられる若さのエネルギーが低下すると、やっぱり「もっと広いほうがいいよね」ってなるんじゃないかな。
もちろん定年を過ぎれば、都心に毎日通勤する必要も無くなるしね。

もし日本で多くの会社がフルリモートや部分的リモートに移行したままになったら、もう少し東京は過ごしやすくなるんじゃないかな。


将軍川


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🍬おまけ

アイコン_かじ

数日間ポテチしか食ってなかったから、2人前ラーメン作って食べた。
肉は3人前でコーンを檄乗せしてある!

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