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体調管理について - 『今夜もウェブで会おう』 (第二通目)

📧 梶 → 将軍川

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やほ。
最近調子どう?

今月は体調っていうのはいつでもいいもんじゃない、ってつくづく思った月だった。

胃腸炎とインフルエンザに1回ずつかかって3週間も寝込み、原稿がだぶつき、めでたく赤字になったので、大根ばかり食べてた。大根ってさ、100円で3回ぐらい食べられるからいいんだよね。
40度の熱って苦しいんじゃないかと思うだろうけど、出してみたら、変に気持ちがよかった。
身体がじわじわと良くなっていくのがわかって、治った時にはすがすがしかった。たまには熱を出すのもいいものじゃないかと思う。
将軍川くんは腎炎になったって言ってたっけ。そっちは引越しと重なって地獄を見たんだよね?

さて、会社を辞めたあとはヒマだったから、2ヶ月ぐらいはゆっくり仕事をしながら、体調がどう変わっていくのかをじっと観察してみた。

大勢の人の間で働いていると、隣に元気な人がいれば、元気になるし、風邪の人がいると、一緒にしゅんとしたりするんだけど、そういう関係性がなくなると、自分自身のバイオリズムにじかに影響を受けるようになってくる。

まず1日のコンディションをなるべく一定にするための方法を探していたのだけれど、食事を食べると1時間ぐらい頭がぼんやりして、疲れが出やすくなることがわかった。締め切り前に、暖かい日差しの部屋で作業している時なんかは…危険だ。頭を使って疲れた時には、炭水化物をすこしだけ摂って、食事は抜くことにした。

もうひとつは月の満ち欠け.。
満月の日に机に向かっていると、なんだか変な気がしてくるんだよ。
まるで今いる部屋の壁が全部なくなってしまって、世界中の風がこの部屋の中に吹き込んでくるみたいな感じがするんだ。

わき道にそれるけれど、満月って狂気とつながっているところがある。おそらくこの世には、月が満ちてくるたびにとてつもなく息苦しくなる人もいるんだろうな。わたしは時々ベランダに出て、冬の風に当たって、頭を冷やせば、だいたいオッケーだよ。

まあ、身体が弱いことは計算ずみで、独立する時に整体院の裏に引っ越して、何かあったら駆け込ませてもらっている。
頭痛や眼精疲労、腱鞘炎、腹痛はその場でなんとかしてもらえるから助かるね。
ま、一回「大根ばかり食べないでください」って言われた時には困ったけどね……

またね。



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📧 将軍川 → 梶

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やほ、梶さん
調子はまあぼちぼちだよ。

昨年の11月の腎盂腎炎にかかった時は散々だったな。
まともに歩けないわ、心細いわ、それでいて頼れる友達も周りにいないわで… しかも、熱がある日に家を移動しなきゃいけなかったから、アスピリンをオーバードーズして、荷物と自分の体を引きずったっけ。
あの時は、梶さんが色々教えてくれたり、気にかけてくれて助かったよ。

あれから、自分の食生活はかなり見直したかな。
二度とあんな目を見たくないっていうのもあるけど、ドイツの健康保険のシステムが日本の国民保険と違って不平等だからというのもある。
ビザを貰いたてのフリーランサーかつ低収入のウチは、緊急時しか保証されない保険に入るしかなかった。だから、腎炎が再発した場合は全部実費になるかもしれないんだ。貧しい移民はショボい保険に入ってのたれ死ね、さもなくば国へ帰れってことなんだろうか。
ともかく、病気は先回りしてしっかり防ぐに越したことはないってことで、自分の食べるものと体調の関係を観察するようになったんだ。

まずは野菜の摂取量を上げ、砂糖と塩の摂取量を下げるために、外食の回数を減らしてみたんだけど、これが案外いい感じだった。
それからは、自分の体にあった食事を探すために色々試したよ。

ウチの場合、乳製品とグルテンを摂らない日は体調がいいことがわかった。これらを避けるのは、価格的にも嗜好的にもなかなか難しいけど、食べない日は消化器官全般の調子と、頭の働きが良い。
あとは、意外とビタミンCが不足しがちなこともわかった。ビタミンCが不足すると体調面でも精神面でも下がり調子になる。ビタミンCを積極的に摂るためには、積極的に加工食品を避け、火を通さない野菜・果物を食べるようにしている。

食事と同じくらい気をつけているのは、ストレスかな。
ストレスって、どんなに食事や睡眠に気をつけていたとしても、体調不良の原因を作れてしまうマジでやばい奴なんだ。
前回の腎盂腎炎の原因はストレスだとお医者さんが言い切っていたのを思い出すよ。
ストレスを感じやすく、かつストレスに弱いウチにとって、結局のところ、自分の体中心でスケジュールを組んでいくしかないのかもしれないなと思ったりした。

それじゃあ、お互い体調には気をつけていこうね。
将軍川



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🍬おまけ

地べたを這いずりながらお互いを励ましあった軌跡

第二種目おまけ


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