見出し画像

インテリアデザイナーに必要なこと

何だろう?と書いてみる。基本的なスキルはもちろん必要。それは車の運転するなら、免許証が必要なように、スタート地点の大前提。けれどもそれが「運転免許証」という◯◯資格やライセンスが必要ということではなくて、例えば車の運転するなら、交通ルールがわからなければ危険だし、運転操作のスキルがわからなければ、走れない。そういう意味での基本スキル。

その基本スキルがある前提で、やっと、公道を走り出すのだけれど、最初は仮免許のように、じっくりと丁寧に。時々、ドキッとするような(大事故は避けてね)出来事に出会うごとに、スピードを加減したり、一時停止を覚えていって、「慣れてくる」滑らかに走行できるようになると、周りの景色を楽しむ余裕ができたり、どうせなら、自分の車にだってこだわりたい!もっといい一台に乗ってみたくなる。

もちろん、同じ車を大切に乗り続けることも、深みや味わいを増して、もっともっと一体化していくのだろう。新しい車に乗り換えて、違う場所に行きたくなる?!もっと遠くへ行きたくなる。そのためには、高機能のエンジンとハードなボディが必要だ。どうせなら、めちゃくちゃかっこいい方がいいじゃん。もちろん、そのボディを操る運転技術もあげていかなくちゃ。それを乗りこなすだけの風格だってあったら、楽しい。

自慢の一台を乗りこなしているうちに、自分の周りの景色しか見えて来なくなる時もある。加速するほどに、視界は狭まる。上手に走っているつもりでも、その道はそれていないか?もうそんな車種や走り方の時代は過去だよ。そのまま走るのかい?君は一人で走っていると思っているのかい?その素敵な車を整えて快適に整備してくれる人がいて、道を整えている人がいて、エネルギーを使って走っているんだよ。時々立ち止まって、周りを見渡してご覧よ。随分と遠くまできたけれど、そこは君が見たかった景色なのかい?通り過ぎたその道は、豊かで美しい道になっているのだろうか?

ただただ、スピードを上げて、ハイスペックの車種で最短距離で駆け抜ける。その先はどこへ向かうというの?「ゆっくり走ろう。東京」そんな標語があったっけ。そう。進め!一歩でも目標に向かって走ることはイイ。君が走りたいのなら進もうよ。それは自分のための進めばいい。自分のスピードで。

何々?スピードあげれイイのか?ゆっくり進めばイイのか?どっちなのかって?そんなの教科書には書いていないよ(そもそもそんな教科書なんてないから)。交通教本にあるとしたら、「法定速度を守りましょう」。どうすればイイかって?

自分の目で見て、感じて、判断して、進むのだよ。雨や風や嵐や夜や、晴れや曇りや穏やかな日。夜や昼や、春夏秋冬、お正月にお盆に夏休みにクリスマス。誕生日、入学式、卒業式。成人式。結婚式などなど、普通の日もハレの日も、憂鬱な日だってあるけれど、それでもまぁ、進むのです。その全てが「あなた」を形成していくのですもん。

ということで、本題へ「インテリアデザイナーに必要なこと」それは「経験」。しかもできるだけじっくり「体験」している方がベター。けど、この「経験」とは「職務経験」を言っているのではないのです。もっと広い意味での人間としての経験値のような深み。色々と好奇心を持って柔軟に吸収して咀嚼して生み出す力に変えていく。そして、その経験は常にアップデートされていなくちゃ。(という経験はインテリアデザイナーに限らずにも、多くの仕事でも共通していますね)

私自身もいつまでも、そんなつもりで。時に立ち止まりながら、走り続けているのです。そして、私は誰かと競争なんてする気もないし、勝ち負けもない。自分自身のゴールは気まぐれ。行ってみたい方へシンプルに進んできている。走り抜けた結果が、周りをHAPPYに&自分も笑顔にしていけたのならイイなぁ。と、そんな感じなのです。えっ?もっと具体的な内容を?答えなんてそれぞれだから、どうにだってなればいいし。どうにかだってすればいい。答えはあなたの中にあるはずだもの。誰かになんてなれないし、自分を自分らしいデザイナーになるのです。

いいなと思ったら応援しよう!