KAJ_NaokiOgiwara

知識経営を軸に人と組織の関わり、ワークプレース・ハピネスと創造性、生産性の関係を研究、コンサルタントとして実践。ナレッジ・アソシエイツ・ジャパン株式会社代表。場づくり、犬好き、愛妻家、ワインと食べ歩きと旅。 https://www.knowledge-associates.jp/

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最近の記事

物語性・一貫性不足が命取り?戦略論から見る日本の新型コロナ対策の脆弱性

戦略とは、めざすゴールと道筋を決め、決めたことにリソースと行動を集中させて、目的を達成することだ。国家の新型コロナ対策を戦略論の視点から整理してみよう。 戦略が機能するには、高次の合理性、物語性、一貫性が求められる。合理性とは、何をめざすのか(What)とその論理的な道筋であり、ロジカルシンキング(論理的思考)の領域である。物語性とは、なぜ我が社・我が国がやるのか、やらねばならぬのか(Why)について、聞き手(社員・国民)の魂を揺さぶり、行動を駆動するチカラである。「ストー

    • ワールドカップが「割れ目でポン」になった日

      ワールドカップが突然「THEわれめDEポン」(麻雀番組)になった。ポーランド戦の後半35分以降を見ているときは、これはスポーツじゃないと憤った。しかし、冷静になって考えると、西野監督の勝負師としての判断は並大抵ではないと思い直し、書き連ねてみる。 やらない方には分からないと思うが、麻雀には2着をねらう局面がよくある。あれが「割れ目でポン」であれば、「西野さん、2着ねらいに切り替えましたね。ベタ降りして流局を待ちます」と解説が入る場面だ。降りる(自分があがることを諦め、相手に