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認知症の学びを深めたことでの気づき

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

私が現在支援させて頂いている方の3分の1程度の利用者は何かしら認知症を患っています。

「認知症」といってもアルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症、前頭側頭型認知症や脳血管性認知症など様々あります。

「アルツハイマー型認知症」と診断を受けた方でも皆さん同じ症状の現れ方ではなく「似通っている」というだけで、まったく同じ症状の方は2人といません。

日内変動が大きい方もいれば、一定の状態で長く変わらない方もいます。

最近認知症を学ぶ為に「認知症のかんたん診断と治療」という本を読んだのですが、改めて「学ぶ」ことの重要性を認識しました。

これまで医師の診断を鵜呑みにしてきましたが、自ら学ぶことで良い意味で「疑う」ことが出来るようになりましたし、専門医に掛かることや服薬の重要性をこれまで以上に意識するようになりました。

正直これまで「認知症」という病に対して「仕方がない」と諦めていた自分がいたと思います。

でも学ぶことで「仕方がない」ではなく「どうしたら少しでも本人・家族が楽になれるか」を真剣に考えられるようになりました。

服薬については「専門職ではないから」とあまり意識してきませんでしたが、学ぶことで「利用者の内服薬」についても気になるようになりました。

中には専門医ではない医師から「過剰」に認知症治療薬が処方されているケースがあります。

過剰摂取に気づき医師に相談することで、認知症の症状が改善する可能性にも気づくことが出来ました。

これまでも認知症に対する学びは意識して行ってきましたが、それはあくまで「対応」について。

最近担当させて頂いている利用者に認知症の方が増えて来たこともあり、学び直したことでより支援の幅が広がったと感じます。

「学んだことがあるから」と知識を深めないのは勿体ないことだと気づきました。

特に「病気」に対して、介護職は「専門外」と知識を深めない傾向にあると思います。

しかし「専門外」でも日頃そばで触れる機会のあることであれば、知識を深めることは「重要」です。

認知症一つとっても「知っている」のと「知った気になっている」のとでは雲泥の差があります。

私は認知症に対して「知った気になっていた」のだと学び直して気づきました。

とは言えここから注意したいことは「知っていることを自信に変えない」ことだと思っています。

知識を深めたとは言え「専門職」にはかないません。自分はあくまで「専門外」である意識は持ち続ける必要があると思います。

知識を深めたことの一番のメリットは「質問力が上がること」だと私は思います。

自分の浅い知識で判断したことをドヤって専門職に嚙みつくことほどダサいことはありません。

あくまで知識を深めるのは「気づき」の精度を上げること、専門職により深い洞察力で「質問」出来るようになることだと思います。

間違っても自分の意見が正しいという体で噛みつくことはやってはいけないことだと肝に銘じつつ、これからも学び続けたいと思います。

利用者に寄り添うことは利用者の「今」を受け入れるだけではなく、改善にもしっかりと目を向けつつ伴奏することだと私は思います。

今日も最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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カイゾウ@現役在宅ケアマネ15年×コーチング1年❗
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