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連携を行う上で大切なこと

どーもカイゾウ(@kaizo777)です。

今回は「連携を行う上で大切なこと」をテーマに書いてみたいと思います。

介護従事者が利用者を支える為には「連携」が欠かせませんが、そもそも「連携」とはどういう意味なのか?

インターネットで意味を調べてみると以下のように出てきます。

「同じ目的で何事かをしようとするものが、連絡をとり合ってそれを行うこと」

Google

私は在宅支援のケアマネジャー(以下:ケアマネ)なので、その視点で考えてみます。ただ、「連携」は在宅だろうが施設だろうが欠かせないものだと私は思います。

私はケアマネとして日々「連携」を行っていますが、難しいと感じることも少なくありません。

それは各々視点が違うから。

「介護サービス」「専門職」「医療」等々視点が多くなればその分意見も多くなります。

それらを合わせて「目的達成」をする為にお互いの役割を果たしていく。かなりの労力を要します。

日々「連携」を行う上で私が困難だと感じること、大切だと思うことを書き出してみたいと思います。


意見が多くあることは良いことだと思う。でも…


様々な専門職の様々な視点を用いて多くの意見が集まることは良いことだと思います。

ただ、発信している支援者が「自分の意見が正しい」とばかりに意見を押し付けてくると厄介。

例えベテランだろうが、医療職だろうが「意見」はあくまで「意見」であってそれが「正解」ではない。

何故ならそれらの「意見」を元に「正解」と思われるものを選択するのは利用者だから。

どれだけ「正論」や「正解」であろうとも、それを受け取る利用者がそう思わなければそれは「正論」でも「正解」でもありません。

その理解のある支援者は非常に連携が取りやすいのですが「私は○○です!」的な勢いで「正論」「正解」を押し付けてくる支援者は「連携」という点では不合格だと私は思っています。

目的の共有も「理解」がないと難しい


利用者の意向は利用者個々に異なります。

当たり前のことですが、利用者Aさんはこの世に一人しかいないので利用者Aさんの支援は「Aさんの為」に考える必要があると私は思っています。

Aさんを支援する為にはAさんが何を「目的」にしているのかを共有した上で支援させて頂く必要があり、その為にケアマネはアセスメントを行いケアプランを作成し担当者会議を開催し支援者に「目的」の共有をしています。

この利用者の「目的」を「主」に専門職が各々の視点で意見を出し合い支援をさせて頂くのですが「目的」が上手く理解されていなかったり、専門職の視点から「目的」を創り上げてしまうと方向性がバラバラになってしまいます。

少し「医療と介護の連携」について触れてみます。

医療と介護が連携を取る上でもっとも難しいと感じるのがこの「利用者の目的」の共有です。

ざっくりと「医療は治療」「介護は生活」と分けて考えられますが、在宅介護では「医療も生活」を視野に入れる必要があります。

しかし「医療は治療」の視点が強すぎると利用者の生活よりも「治療」が優先され、利用者の「目的」が後回しにされることも少なくないと感じています。

このように利用者の「目的(生活)」における「理解」がチームには重要で、理解があってこそ「連携」はより図りやすくなると私は思います。

連携を行う上で大切なこと


専門領域の異なる専門職が連携を行い利用者を支援する為に大切なこと。

それは各々の領域に責任を持つこと。各々の領域を理解すること。その上で利用者の「目的」を理解し、自分たちが何を出来るかを探り続けること。

「利用者の目的」において自分たちの専門領域で「出来ること」を持ち寄りそれを共有しながら「目的(目標)達成」の為に協力する。

それが「連携」だと私は思います。

決して自分の専門領域の「正当性」を披露する場でも、押し付ける場でもありません。

自分たちの出来る事を持ち寄り「私たちは〇〇の課題に〇〇で対応する事が出来ます」という提案をし続けながら利用者の生活で足りない点を補っていく。

それの繰り返しが連携なのだと私は思っています。

これを読んでくださっている専門職の方はどのように考えているか意見を伺ってみたいので、もしよろしければコメントして頂けると嬉しいです。

今日も最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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カイゾウ@現役在宅ケアマネ15年×コーチング1年❗
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