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洗練されすぎると魅力がない

パソコンの画面に表示された文字を見て、

あーきれいな字だなと魅力を感じる人は、

何かおかしなフェチをお持ちなのかもしれませんが、

普通にきれいで画一的な字体に魅力は感じにくいです。


夫婦で見ている、

愛車遍歴というおぎやはぎがやっている番組があります。

奥さんは、

車の事を興味がなかったはずですが、

なんだか見ているうちに、

私ならこれなら乗りたいとか、言ったりしています。


ただそこに出てくるのは、

少なくとも20年以上前の車が中心です。

もう半世紀を過ぎているような車も多くあります。


そして今見ると、

このデジタル化された社会から見ると、

とてもアンバランスなんだと思います。

工業製品ではなく、

芸術性も含まれていたから、

おそらく当時の差別化というのはそういう点も意識されていたのでしょう。


画一な工業製品は、

画面の機械的な字体であり、

芸術性も含むものというのは、

書であるとか、

一定の制限の中に何かを表現したものです。


今、車のデザインがしにくいというのも多くあるようです、

例えば、燃費の向上のために考えるべき空力があり、

それには構造が制限されます。

また安全面を考慮するために、

なるべく正面が丸いほど良いということですよね。

と同時に、

居住空間が求められたり、

様々な「便利さ」の優先度が高くなり、

魅力の低いアンバランスな車が生まれていますね。

(ひとり、心のなかで、なんて醜悪な車かしら、と感じています)


今は、

洗練を追求することを求められると、

何かといろいろ準備したりすることが普通になりますと、

遊び、アドリブ、

というものが失われてしまいます。

そういうことも大事、ということで、

いろいろな面で意識できればと思います。

と言った内容のメルマガを書いています。


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