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旅にでる

3/16〜3/23 8日間
自転車で一人旅に出た。

理由は

この1週間で何回も聞かれたこと。

何で急にチャリ旅に出ようと思ったん?

理由はなんとなく、ノリで。笑

予定してた卒業旅行も無くなったし、一回は地元まで自転車で帰りたかったし、今じゃない?笑

こんな感じで始まった。

今の時期はナンセンスやと思われるかもしれんけど、今の時期だからこそ消毒、検温、マスクをして旅した。

今回の旅

今回の旅は一言で 孤独なドM旅。

1人で動いてる時間がとにかく多かった(1人旅ってそんなもん)のと、自分の体の極限まで走り続けるっていう、ドMな旅。大学のある神奈川から実家のある広島県まで。750km。

ただこの1人で動いてる時間が濃密なものだった。
時速20kmで流れる景色と、湧いてくるクリアなアイデア。
そこで自分なりに答えを出そうとしたものがある。

旅って

TABIPPOに入った後に1人旅をしたのは初めてだった。だから今までと違う感覚での旅となった。旅って何なんやろ。これがしっきりなしに頭に浮かんできた。今までの1人旅でこんなこと考えたことは一回もない笑 
ましてや旅中に考えるなんて。

静岡でお世話になったゲストハウスにTABIPPOの本があった。
そこに書かれていたTABIPPOの社長の清水直哉さん(しみなおさん)の言葉。

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これがビビッときた。

たしかに、自分に置き換えて考えてみた時に、旅に出て人生変わったかと聞かれたら曖昧な返答しかできない。ただ、旅に出て、TABIPPOを知り、TABIPPOの学生スタッフに。これは間違いなく旅がきっかけ。旅に出たことで自分の見える世界が変わった。これは断言できる。

そんな自分の見える世界を変えてくれた
”旅ってなんなん?”

自転車乗ってる間はずっと考えていた。

非日常、歴史や文化を知る、新たな出会いを求める、美味しいものを食べる。旅に出る理由は人それぞれだと思う。
その中で、旅ってなに?って言われた時に自分なりに言語化しておきたかった。旅してる本人が旅をaboutにしか捉えれていないのはどうかな、時間もあるし考えてみよう。そんな感じで考えてみた。

結論から言うと答えはひとつではない。これに辿り着いた。
そして、旅というのはその時々で自分の中で変わり続けるものであるということにも気づいた。

・今まで自分が思っていた旅。
それは何か新しい世界を知ること。非日常を感じること。色々な人やものに初めましてをするもの。

・今回の旅で感じた旅とは。
それは原点回帰できるもの。ありふれた日常において自分を客観的に見れるもの。素の自分が現れるもの。

初めて海外1人旅に出た時は、自分を変えたくて、環境という外的要因に身を任せて旅に出た。そこで非日常を感じ、旅をしなきゃ出会わなかった人と出会い、たくさんの初めましてをした。
それが心地よくて、心が躍って旅にもっと出たい!って思った。

今回の旅はそうじゃなかった。旅に出た理由はなんとなく。自分を変えたいだとか、新しい世界を知りたい!!とかはなかった。だからか、旅ってなんだろうなって回顧して考えられた。

そこで感じたことは非常にシンプルなことばかり浮かんできた。

なんか昔もこんな感じでワクワクしてたな〜。
このキツさは高校の部活思い出すな〜。
色んな人に出会える旅っていいな〜。
自分のことを応援してくれたり、反応してくれる人がいるってすごい幸せなことだな〜。
人って優しいな〜。
自然って最高だな〜。

こんな感じでシンプルなことだが日常では忘れていた感覚だった。
自分の根本にある素直な感情が湧いて出てきた

友人からの教え ゆとり

今まで自転車で走った最高距離は100km。それに加えて連日走ったことは無い。チャリ旅のノウハウを知らなかったからよくチャリ旅に出る大学の友達に気になることはとことん質問して参考にした。ノウハウに加え、必要な道具や、心持ち等。
そしてその時にくれた言葉。

・時間のゆとりは心のゆとり。
・早くついて早く風呂入って早く飲んで食って寝るのが1人チャリ旅の鉄則

今回はこの言葉が本当に刺さりまくった。
旅が始まるまで昼夜逆転していたからこれを言われた時はハッとしたし、難しかった。

日程もキツキツだったから自転車競技部のような日々だった。漕いで寝て、漕いで寝て。

何かあるかもしれないから日程に余白を開けておくこと、自分のメンタルに余白をもたらす為にリラックスする時間を作ること。
全体を通して自分の体力、精神力を考慮したスケジューリング、当日の早め早めの行動を促すスケジューリング。こういったことは、チャリ旅に限ったことじゃ無くて一人旅、普段の生活においても重要な要素である。

だから次自転車で旅に出るってなったら1日80kmとかにして余裕を持った旅にする! 

こぼ先生の言葉 知識

学んだ知識は旅を豊かにする。

これはこぼ先生の言葉である。
世界一周コンテストDREAMのプレゼンの中にこの言葉が刻まれている。
これが旅の途中にフラッシュバックする機会が本当に多かった。

旅をしてる中で、
この土地なんか変わってるな〜
何でここの川はこんなに青いんだ?
って思うことがあった。
知っておけばな〜って思う機会が多かった。

こういった小さい違和感や、疑問を解決してくれるのが知識だと思う。
旅に彩りを加えてくれるのが知識。そう感じたから、準備として旅先の情報は頭に入れておくべきだなと痛感。

日本一周をするとなれば、地理検定、世界一周となれば、世界遺産検定。これはやりたい。

終わりに

まずは今回の旅は本当に色々な人に応援してもらった。道中出会った人、インスタグラム、LINEで90人もの人から反応をもらった。びっくらぽん。自分がこんなに多くの人から応援されて、気にかけてもらってたなんて幸せすぎる。ほんとにただただノリで始めた一人旅だったのに応援されるってことが不思議で仕方なかった。自転車を漕いでインスタに生存確認を随時上げてただけです(笑)みんな聖人に見えた。自分は恵まれた環境にいるんだな〜って改めて思った。これは旅に出なきゃ気づかなかったことだし、言葉や文字にして伝えてくれたからだと思う。激励や労いのメッセージ、いじり、全部覚えてるしどれも嬉しかった。自分も祝い、労い、感謝はきちんと伝えよう。そう思った。

あと写真は撮ること!!(笑)
少しでも関わってくれた人とは写真をとる!!
今回は撮り忘れが多かった!! しっかりせぃ!

色々旅について考えたが、
旅に出て様々な空間に身を置くことで自分の習慣が第三者目線で見れ、思考がクリアになる。これが一つ旅の醍醐味とも言えるのではないのかなって思った。それが自分は好きなのかもしれない。自分に必要なのかもしれない。
忙しない日常で、
たまにぬるま湯に浸かり続けていることもあるかもしれない。
でも旅に出て、熱湯や氷水で背筋を伸ばすこと。
これがやめれない。この時間が自分には大事。
旅に出る理由は全て自分のため。

だから僕は旅に出る。

なんたろーに。

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