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#9 会話とオーダーメイドを巡る旅〜SOAK IN WATER 角本惣次さんを訪ねて〜第四回
作り続けることの大切さ角本:自分のルーツ、ここまでのことを振り返ってみると、いろんな仕事で出会った人たちに助けられながら今があるなと痛感します。
物作りは、特別誰かについて教わったことはないんですけれど、尊敬している職人さんがいるんです。
私よりもひとまわり年上の方で、「こんな材料あるんやぞ」「こんな機械があるんやぞ」っていうことを教えてもらって、色々と勉強させてもらいました。
会社を辞めたタイ
#8 会話とオーダーメイドを巡る旅〜SOAK IN WATER 角本惣次さんを訪ねて〜第三回
職人だからできること、伝えられること角本:SOAK IN WATERは店舗を持たず、卸やイベント、オンラインでの販売をしています。
この数年は、コロナ禍を経て、お客様の物の買い方が変わってきている実感がありました。
外に販売に出る機会を増やそうと考えていたタイミングで、holo shirts.の窪田さん(会話とオーダーメイドの主催者)と出会いました。
寺田:窪田さんとの出会いは、そのタイミング
#7 会話とオーダーメイドを巡る旅〜SOAK IN WATER 角本惣次さんを訪ねて〜第二回
ベルト専業メーカーとしてのスタート寺田:2012年にご自身で始められたブランドがSOAK IN WATERですよね?
角本:そうですね。ベルト専業ブランドとしてスタートしたのがSOAK IN WATERです。
カバンや財布も作れないことはなかったのですが、知り合いと話していたときに自分の気持ちが再確認できて。作るところから販売まで、一貫して自分でやりたいと思いました。
余計なことを欲張らず、そ
#6 会話とオーダーメイドを巡る旅〜SOAK IN WATER 角本惣次さんを訪ねて〜第一回
ジーンズといえばリーバイス。
ブーツといえばレッドウィング。
ではベルトといえば…?
角本惣次さんが立ち上げたSOAK IN WATERは、数少ないベルト専業メーカーです。
ベルトは主役にはなれないけれど…と口にしながらも、ベルトだからこそできること、自分だからこそできることを追究し続けている角本さん。
そんな角本さんのルーツと、これから先のことを聞くために、神戸のアトリエを訪問しました。
♯5 会話とオーダーメイドを巡る旅〜short finger 渡部まみさんを訪ねて〜 第四回
個人でカシミヤのセーターを作る
寺田:渡部さんは手編み以外にも、工場で作られているオリジナルのセーターなども販売されていますよね?ご自身で編むこととは色々違いがあると思うのですが、そのあたりを教えていただけませんか?
渡部:CA&Co.は、モンゴルの工場と直接やりとりをしている方の力を借りて作っているんです。元々、その方はカシミヤを作って売っているお店を鎌倉でやっていて、お客様に出すDMを作る
♯4 会話とオーダーメイドを巡る旅〜short finger 渡部まみさんを訪ねて〜 第三回
変わったこと、変わらなかったこと
寺田:ニット帽を編み始めた頃と、イベントに出るようになってからは、作っているニット帽は少しずつ変わってきましたか?
渡部:変わってきましたね。初めの頃って、もう可愛ければ良いで、糸にこだわってなかったんですよ。とにかく、この色が良いとか、そんな感じで糸を選んでいました。それって、バッグのときの考え方なんですね。バッグの場合は、どんな資材でも形にするだけで良かっ
♯3 会話とオーダーメイドを巡る旅〜short finger 渡部まみさんを訪ねて〜 第二回
自分の好きを辿って
渡部:クリエイティブなもの、アヴァンギャルドなものがすごく好きでした。だから好きなブランドは、舞台衣装とかコレクションブランドでした。自分も、そっちに行きたいな、行くんだろうなって思っていたのだけど、30歳手前くらいになると、自分の能力というか、身の丈がわかってしまうんです。自分が、ああいう風にはなれないんだなって。
そこにはきっと、人に着てもらうっていうこともあったんだと思
♯2 会話とオーダーメイドを巡る旅〜short finger 渡部まみさんを訪ねて〜 第一回
手編みのニットは、こんなにも洗練されていてカッコいい。
short fingerの渡部さんが編むニット帽は、柔らかさや温かみを持ちながら、工業製品のような整然とした美しさがあります。
この美しさはどうやって生まれてきたのか?
渡部さんが数あるアパレルアイテムの中から、なぜニットを選んだのか?
そんなルーツを知るために、長野県松本市にある渡部さんのアトリエを訪ねました。
きっかけは、母の仕事と
♯1 会話とオーダーメイドを巡る旅〜作り手と作品を知る旅へ〜
『会話とオーダーメイド』は、いつだって新たな発見がある場所です。
作品のこと、作品が生まれる過程や背景、作り手自身のこと。毎回イベントに参加して、だいぶわかってきたような気がしていても、あらためて出展者と話をしてみると、初めて知ることがまだまだあります。
新たな発見があると、過去にオーダーしたものへの愛着が一層深くなります。
「この人に作ってもらって良かった」という気持ちは、作品を手にした瞬間
イベントを初開催して気付いたこと
みなさま、本年もよろしくお願いします!
『会話とオーダーメイド』の窪田です。
昨年開催したこのイベントでいくつかの事に気がついたので、備忘録として、そして今年の開催に向けて自分の士気を高めるために書きたいと思います。
・お客様は作り手(販売者)のスタンスをとても気にしている
・声をかけられる人がいるという事は大きな安心になる
いや、どちらも当たり前の事なのかもしれません。
でも、買う側ではな
本心からオススメできる関係
第一回『会話とオーダーメイド』が無事に終了しました。
ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました!
全く違う分野で活動する作り手が集まった今回のイベント、どうまとまってくれるか不安もありました。
でも蓋を開けてみると、お互いの作品をリスペクトする関係を築いた出展者が、お客様に本心から他の人の作品をオススメできる「嘘のない」場になったと思います。
出展者が自分の作品を見てもらうだけでなく
オーダーメイドで失敗したくないあなたへ
この『会話とオーダーメイド』というイベント、そもそもなんで立ち上げようと思ったのか。
筆者がオーダーメイドのシャツ屋として活動する中で、「オーダーって敷居の高いもの」というイメージがどうしてもついて回るな…と残念に感じていました。
確かに価格的ハードルは低くないです。
でも、欲しいものが明確なときも、悩みを解決したいときも、「ちゃんと相談に乗ってアドバイスしてくれる作り手さえいれば」とても便利
つい手にとってしまうシャツ
筆者、普段はholo shirts.というオーダー専門のシャツブランドを主宰しています。
スーツの下に着るものというよりは、普段着のシャツ。
…とここまで書いてきて、この場所では他の出展者の紹介を全力でしてきたので自分のブランドのこととなると、なんだか気恥ずかしさが出てきちゃいました。笑
holo shirts.のことは、ホームページのjournalでしていますので、ぜひこちらをご覧ください!