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祥子の自己紹介

私の生まれ育った場所は、京都の東山にある小さなお寺の境内でした。 日々の読経の声や線香の香りに包まれながら、仏様のお姿を見つめて育ちました。 父は寺の管理運営を、母は法務と会計を担当していました。 子供の頃から、人の感情や思いに敏感でした。 友達の悩みや苦しみがまるで自分のことのように感じられ、 黙って話を聞いているだけで、相手が自然と心を開いてくれることが多かったように思います。 高校生の時、祖父の病気をきっかけに、人の心に寄り添うことの大切さを強く感じるようになりました。 入院中の祖父に経を読んであげると、不思議と穏やかな表情になっていく姿を見て、 仏教の教えが現代を生きる人々の心の支えになれると実感したのです。 大学では仏教学を専攻しながら、現代的なカウンセリングも学びました。 卒業後、いったんは一般企業に就職しましたが、 社会人として様々な人々の悩みに触れる中で、 より深く人々の心に寄り添いたいという思いが強くなっていきました。 そして30歳を前に、大きな決断をして新しい道を選びました。 今では毎朝の読経から法務まで、お寺での日々の務めに携わっています。 また、現代を生きる人々の心の悩みに寄り添う「心の相談室」も開いています。 NoteやYouTubeの発信も、より多くの方に仏教の教えを身近に感じていただきたいという思いからはじめました。 伝統を守りながらも、現代に生きる人々の心の支えとなれるような活動を続けていきたいと思っています。 決して大きな変化は約束できませんが、皆様の人生に寄り添い、 共に歩んでいける存在でありたいと願っています。

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