会いたいと思ってもらえる人に。
今週の不思議なご縁の話。
サ高住で暮らしていたときにお世話になっていた看護師さんと会った。と施設の人から説明を受けた。
…看護師さんは、少し前に退職をして、派遣バイトとして来た勤務先が、、新しく移ったグループホームだったよう。
偶然ってすごいな。
と、思っていたのは、私の狭い考えで、実は、看護師さんの配慮から巡り会えたことだったらしい。
その看護師さんは、配属する勤務先を紙面で見たときにすでに「会えるかな」と思ってくれたらしい。そういえば、転居先も伝えたし、ちょっと泣きそうだったぢゃないか、おまいさん。と我にかえる。
だから、タイミングを見計らって、施設の人に事情を説明して、わざわざ会いに来てくれたらしい。
看護師さんが寄ってくれなければ、、どんなにコンパクトな施設でも、、こちらは歩かないから、会えていなかった。…その辺りも予想していたことがステキ。
不安げに「…覚えてましたか?」と聞いたら、はじめは、キョトンと見ていたけれど、途中から楽しそうに会話していたという。
やるじゃないかっ!と心踊りながら、この話をしたときには、もう本人は忘れていたけれど。。そんなもんです。
覚えている確率は、間違いなく低いことが分かっているのに、会いに来てくれた看護師さんに感動。
わざわざ事情を話してでも会いたい人になっていたなんて、衝撃。
昔の人格なら…まだわかるけど…やっぱりちょっと違ってしまっているから。
認知症と末期がんの身内を目の前にして、ときどき老いることが怖い。やだなぁ、、と思ってしまう自分。
でも、どんなときでも誰かに会いたいと思ってもらえる生きかたが貫けるなら、それはそれで…ステキなことだ。
私がそうなれるかは別として。
目の前にいる人は、どうやら案外、ステキな老い方ができているらしい。
しかし、、忘れるスピード、早すぎる。
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