忘れていく人がいても、覚えていればいいと思う。
昨日、親戚がたくさん来て
久しぶりに賑やかなお昼だった。
小さな子どもがいたこともあって
暗い雰囲気にならず、騒がしくお昼ごはんを食べてお花見をして過ごした。
みんなを駅まで見送ったあと、施設まで一緒に帰るときに「来てくれて良かったねー」と言ったら、「誰か来たの?」と言われてしまい、ちょっとびっくり。そして、がっかり。つい10分前にあれだけ笑っていたのに、手を振ったことまでも忘れてしまうところまで、、最近は進んでいるみたい。。
仕方ないよ、病気なんだし。本人だって忘れてやろうとは思ってないし、忘れてしまう寂しさとか恐怖とかあるだろし、、なんて、しんみりと冷静に愚痴っていたら、珍しい人から素敵な言葉が返ってきた。
「立場が違うから、同じ想いになってあげられないけど…どちらか一向が覚えていれば、それでいいと思うよ。覚えていることに意味があるんだからさ」
と。
そだね、向こうが忘れても、笑っていた写真と来てくれた親戚が笑顔でいれば、それでいいと思うことにしよう。
今年の春は今年しか来ないんだからね。
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