【ミャンマー旅行編PART3:アイリッシュバーinマンダレー】大喧嘩

前回の続きから…

イギリスVSロシア

マンダレーに無事到着し、宿はネッドケリーホテルというホテルに宿泊しました。このホテルはイギリス系のオーナーが運営しており、屋上にお洒落なアイリッシュバーがあり、常にイギリスのサッカーリーグであるプレミアリーグの試合が放映されてました。かなり、立派なバーで、大スクリーンでサッカーがみれるので宿泊客以外の人もバーだけ利用する人も多かったです。

因みに、ミャンマーではプレミアリーグが大流行しており、ローカル屋台でもプレミアが放映されてます。野郎どもがジョッキを片手に騒いでます。サッカー好きはなんだかうれしい気持ちになります。街中で、20代の男性に話しかけて、好きなサッカーチームは?と聞くと5割が「プレミアのマンチェスターユナイテッド」と回答します。

前置きが長くなりましたが、私がマンダレーに到着した日は「ティンヤン」というミャンマーのハッピーニューイヤーで町中がクローズしてましたので、毎晩、ホテル屋上のバーでサッカー見て過ごしてました。そして最終日のよる事件は起こります。。。

2019年4月14日プレミアリーグ第34節・チェルシーVSリバプール。リバプールは勝てば首位。29年ぶりの1部リーグ優勝がほぼ確実なものになります。チェルシーも、チャンピオンズリーグ圏内を維持する為勝利が絶対条件でした。しかしプレミアの超強豪同士。つまり、激アツな試合です。興奮しすぎて、バーで働いてるミャンマー人とハイタッチするくらいです。時間に合わせてバーへ向かうと自分以外に5組のお客さんが座ってました。やっぱりビックマッチなので盛り上がってます。

私の前には、「リバプール出身・イギリス人=リバプールサポーター」(スマホのホーム画面がリバプール)と「ロシア人ファミリー=チェルシーサポーター」が座ってました。なぜロシア人がイギリスのサッカーチームを応援するか気になった方も多いと思いますので、説明します。チェルシーのオーナーはアブラモヴィッチというロシアの石油王で、弱小チームチェルシーを最強にした英雄的存在で、ロシアではチェルシー人気が高いんです。

ヨーロッパサポーターの過激さを目の当たりにしてきた私は、ゼロ距離でライバルサポーター同士がビックマッチを見るのはあまりにも危険すぎると感じてましたが、予想は的中してしまいます。

試合開始直後の先制点は、リバプールでした。リバプールサポーターのおっちゃんは、ビックマッチに興奮しすぎて、試合開始前からビールを2分ごとにおかわりしてたので、ガンギマリでした。点が入ると、あからさまに大喜びしてました。するとロシア人ファミリーはだんまりしてましたが、お父さんであろう人物はリバプールのおっちゃんを睨み付けてました。おっちゃんはガンギマリなので気づいてません。

そして事件は後半、リバプールが点を決めて2-0になった時起こりました。点が入った直後、おっちゃんは同じように大喜び。すぐ前に座ってるロシア人のお父さんがぶちぎれて、「ファッキンリバプール」と叫びました。するとガンギマリのおっちゃんは「今なんて言った?ファッキンチェルシー」と返答。すると、おっちゃんに向かってファック入りのロシア語でブチ切れてますが、おっちゃんは「2-0♪2-0♪」と煽り始めました。煽り耐性が劇的に低いロシア人がおっちゃんのテーブルに手をついた瞬間、おっちゃんが「触んじゃねえくそ野郎」といって、取っ組み合いになりました。すると直ぐに、バーの店員が仲裁に入って、事無きを得ました。結果的にリバプールが勝利しました。試合終了後は、2組とも何もなかったように退店していきました。

そしてこのロシア人ファミリーのビックリするところが、お父さんがキレてるのを3人で擁護してるところです。家族を連れて喧嘩を始めてしまうなんて、おそロシアです()。。。次回は、マンダレーの「水かけ祭り」について


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