本当の野生の姿
ピュルウ、ピルルという小声とパリパリと冬芽を啄む音。この距離感でしか聴くことができない音を楽しめる贅沢。
ひとつの生き物ことを知り、そしてしっかりと観察、様子を窺いながら本物と対峙すること。確実に見られるところでただ見ることも楽しいかもしれないが、人が干渉していない状態の野生の個体だからこそ知らなかった本性を知れる喜び、そしてこの空気感を楽しむこと。
最近餌を撒き野生動物を撮影する方や闇夜の中強いライトを当てて撮影する方の姿をよく見る。野生動物の本当の美しさは人の干渉しないところで花開く。観察する野生動物に影響が出ないように配慮しながら、その彼らの本性を見てほしい。