武尊vsスーパーレック戦を見終えて
武尊vsスーパーレック戦が終わりましたね。
本当に死闘と呼べるような戦いでした。
武尊選手がONEの初戦でしかもタイトルマッチにも関わらず、ローをもらって足を引きずりながらも一歩も引かずに戦い、スーパーレックをダウン寸前まで追いつめていました。
結果は判定負けでしたが、今までと違う団体で雰囲気も違う中、ここまでのパフォーマンスができるのは本当にすごいことだと思います。
見ている僕がずっとドキドキして息が上手くできなくなるくらいでしたし、熱をもらいました。
こんなに華があって人を引き付けて、心を動かしてくれる試合が見せてくれる選手は武尊選手外に居ません。
試合後、武尊選手は
「絶対勝って、世界一証明して、ずっと応援してくれてたファンの人たちだったり、今日会場に集まってくれた皆さんだったり、PPVで見てくれる皆んなにパワー与えたかったですけど、もう、その為に今の身体で出来る限界ギリギリのところまでやりました。
絶対勝って、みんなに武尊に着いてきてよかったって思ってもらいたくて死ぬ気で頑張ってきたんですけど...。
今本当、地震とか色んなことがあって皆さん辛い思いしたり、苦しい思いしてる人たくさんいると思うし、そういう人たちに僕は命懸けで戦って、皆んなにパワー与えて、頑張れば絶対いいことがあるんだよって見せたかったんですけど、今僕ができる限界はここまでです。
これ以上もう僕は身体作れません。
本当に今日は集まっていただいてありがとうございました。」
と涙を見せながら語っていました。
本当に見ていて勇気も熱ももらったよ、武尊についてきてよかったって思ったよ、カッコよかったよって、
K-1を抜けて個人となった今も、そこまでの思いを背負っていたのだと、
もう今まで十分一人で背負ってきたじゃないかと、
心も身体もボロボロになりながら、新生K-1を背負って、キックボクシング界の顔として格闘技界を一人で引っ張ってきてくれたじゃないかと、
ファンのためじゃなく、もう自分のためだけに楽しんで格闘技やってほしいと、
色んな感情が入り混じって見ている僕が号泣してしまいました。
試合後、武尊選手は足のダメージがひどすぎて救急車で運ばれたようです。
筋断裂で一人で歩けないとコメントしており、紫色に変色した痛々しい足の様子が投稿されていました。
普通の選手ならこの足のダメージならとっくに倒れています。
このダメージを引き釣りながら、諦めず決して引かずにファンのために戦たのだと思うとまた胸が痛くなりました。
試合後インタビューの発言は、もう限界だと引退をほのめかすような内容でしたが、しっかり休んで自分の中で答えを出してから報告すると投稿してくれています。
武尊選手の一ファンとしては、まだ武尊の試合が見たいしロッタンとの戦いが見たいですが、いろいろ背負いすぎて辛そうに戦っている武尊選手を見るのが辛い気持ちもあります。
武尊選手が引退するとしても、今後も挑戦を続けるとしても、ぼくはその決断を受け入れたいと思っています。
とにかく今は、しっかり療養して、格闘技やファンのことを忘れてゆっくりと休んでリフレッシュして欲しいと心から願っています。
武尊選手、本当にお疲れさまでした。
勇気と熱をくれる試合を見せてくれてありがとうございました。