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50ccのバイクでモンゴル1000km縦断してみた

"𝑇𝑎𝑥𝑖?" モンゴルに到着して最初に話しかけられる言葉。 いだちゃんねるインド旅行の動画で、白タクによるぼったくりの怖さを学習済な私は、その声がけを颯爽と交わす。 9月7日。風はそれほどなく、モンゴルでも夏の暑さが残る日であった。 小さな空港の出口へ向かい、TAXIとでかでかと書かれた車へ向かう。 ちなみに私がモンゴルで正規タクシーを見かけたのは、この一度きりである。 車へ乗り込み、行き先の商業施設を伝える。 彼女はモンゴル語で私に話しかけ、(何一つ理解はできなかった

    • 祖母が最後に残した「幸せだった」と言う言葉

      「幸せな人生だった」 まだ少し冬の寒さが残った2月末。祖母が小さな声で、優しく語りかけたこの一言。お見舞いにやってきた僕たちを前に、祖母が一言一言ゆっくりと話をする。この時のことを会話と呼べるのだとしたら、この会話は僕が祖母と交わした最後のものとなった。 当時中学2年の僕はきっとまた良くなってくれると信じていただけに、祖母の知らせを聞いた時はなかなか受け入れられなかった。心のどこかで「いやいや、まさかね、、」なんて壁を作って受け入れないようにしていたのかもしれない。ただそ

      • 捻くれ者として生きる

        高校生で留学しよう。 一年間の留学という大きな挑戦。決して軽いものではなかった。 一体何が僕の心をそこまで動かしたのか。その背景にあった数々の経験。そして実際に今、カナダという地で生活を始めて。これを機にまとめて書き上げてみようと思う。そんな僕のちょっとしたお話、目を通していただけたら幸いだ。 第一章 自己紹介と中学時代僕は現在カナダで生活している。今年の一月末より留学生活がスタートし、一年間この地にいる予定だ。実際に現地の学校に通い、同じように授業を受けながら生活して