苦手と向き合う
ここ数日(数か月)、自分の思考回路に対する弱点に死ぬほど向き合う時間があった。
研究、就活、色々な文脈で要求されることだが、僕は”1)論理的に考えること”、それから”2)具体的に考えること”が苦手である。
研究者としてあってはならない項目と自覚の上、この事実を晒す。
そもそも行き当たりばったりで物事に取り組んできた自分にとって、話の全体像や、自分の目の前にあるものが全体のどういった要素を構築しているのか、なんて考えたこともなかった。
正直、修士までの研究もそれで乗り切っていた。
そして二つ目の弱みについて。僕のnote読者なら薄々感づいてくれている部分があると思っているが、とにかく”なんとなく”で話していることが多い。自分の思考を構成する7割程度が定量性に欠けるものと言っても過言ではないかもしれない。
なんとなく、では議論できるものも議論にならない。一研究者として、いや、これから多くの人と関わって生きていく中で具体的な事象を用いて議論することは必須である。
という訳で、一般的な大学生であってもある程度クリアしているであろう基本的な項目に自分は人並み以下の能力しか持ち合わせていなかったし、果たしてこれまで何をやってきたのだろう、という気持ちに苛まれた。
とはいえ、僕は僕で人に誇れるものは持っていると思うし、自分のやってきたことに自信をなくすつもりは毛頭ない。
だからこそ、苦手な部分とは徹底的に向き合い、自分の強みを更に生かしていくために克服することは一定必要である。そう思って真剣に向き合った。
自分がやってきたことを人に伝えるとき、僕が欠けていると思っている二つの項目は最低限クリアされている必要がある。だってこの思考プロセスがなければ、僕の話を理解してくれる人などほとんどいなくなってしまうだろうから。
赤の他人が僕の話を聞いたときに理解できるかどうか、それは今後僕がこの二つの苦手をいかに克服するかにかかっていると思う。
多分この克服なしに、博士課程卒業は最低限ありえないだろうという前提も踏まえつつ、もう少し向き合っていきたいと思う。
という訳で、皆さん、僕が意味不明なことを言っていたら、遠慮なく指摘してくださいね。笑