# 20200324

何か自分が自分じゃないような気がしていて,でもそんな日々も大切だな,といつか振り返って思えると思うから,こうして残しておこうかな,と今日も思うのです.

帰国勧告を正式に受理したのが今日の朝.そうか,あれ今日の話だったのか.そう思えるほど今日という一日は長かった.

急いで帰国の便を探す.ドイツ(デュッセルドルフ,フランクフルト)-東京間の直通便は生きていると思いきや,Lufthansa航空は全便欠航を決めたのが今朝の話らしく,航空券の検索エンジンには引っかかるものの,実際にはその便は欠航が決まっているなんてケースが多々あって,結局2時間くらいかかってようやく予約できた.クレジットカード決済システムもクラッシュしているようで,最終的に銀行振込で便を予約.マイルがどう,とかそんなこと言ってられる余裕もなかった.

そして午後からは先方各所に連絡し,帰国する旨を伝える.思ったより別れ際の名残惜しさ,みたいなものはない.むしろ”早く帰ってこい”と言わんばかりの対応で,むしろそれに温かさを感じ,嬉しくもあった.自分の居場所を築けたな,ということを確信できた.

大学の同期の卒業式も今日だった.初めて自分一人が違う道を選んだことを寂しい,と思った瞬間だった.やはり学部時代から苦楽を共にした同期が卒業,となると少し寂しい気持ちにもなった.正直これまであまり真剣に考えたことなかったけど,”あぁ,これからは本当に自分だけの道なんだな”と思った.まぁ就職してもそれは変わらないとは思うけどね.みんな頑張ってほしいな,と思う.

あとは2週間分を見込んで買い込んだ食料の消費に移った.この一週間で確実に太った気がするけど,最後の追い込みをかけるように食う,食う,食う.無論,友達にあげる選択肢も十分に考えられるが,なんか綺麗にして去りたい,という気持ちが働いた.全部食べたいと思った.

夕方になり,日本に住んでいる友達のインスタライブを見ているうちに,気づけば2時間程度話し込むことに.高校の同期で,在学時代は込み入った話を出来るような間柄になれるとは思わなかったけど,似たような志,マインドセットを持っている友人にとても安心感を憶えた.

そして夕方,親友くんと電話した.昼過ぎに帰国の旨を真っ先に伝えたら,電話で話がしたい,といってくれ,話をする手はずに.本当にいい友達に巡り合えたと思う."Germany is always opened to you. I am opened to you." のあのセリフは多分一生忘れないと思う.他にも将来のこととか,研究者の待遇とか,結構話し込んでいるうちにあっという間に一時間経ってた.

そっからは引き続き友達への連絡.別にこれでお別れ,という訳でもないのに,なぜか感慨深い気持ちでいっぱいになった.

それからは荷物の整理の続き.一人だし別に半年しか暮らしていないし,あっという間に終わるでしょ,と思っていたけど,案の定すぐ終わりそう.

そんなこんなで,今日という日を終えた.いつかこの記事を見返して微笑むような日が来るのだろうか.内容ないけれど,確かに自分が過ごした時間の記録.

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