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肉離れを防ぐための知識
こんにちは。
荒木魁人(あらきかいと)です。
今日は肉離れについて書いていきます。
1.肉離れについて
肉離れは強い力がかかることで、筋肉が部分的に断裂することです。
医学的には「筋挫傷」と呼ばれます。
主にふくらはぎや太ももなどの下半身の筋肉に発生し、
断裂部位に痛みを伴うため、通常の歩行が困難になります。
さらに、断裂部位に触れるとへこみを感じることもあります。
また、肉離れは筋肉が伸ばされた状態で収縮する際に発生しやすく、急に走り出したり突然止まったり、ジャンプして着地するなどの動作が原因となることが多いです。
2.原因
肉離れは、筋肉が収縮している際に逆方向に引き伸ばされる力が作用することで発生します。
特に下半身の筋肉に多く見られ、具体的には太もものハムストリングスや大腿四頭筋、内ももの内転筋、ふくらはぎの腓腹筋などが代表的です。
主にスポーツ中に発症し、急なダッシュやストップ、ジャンプが原因となることが多いです。
また、筋肉が疲労した状態や加齢、ウォーミングアップ不足がリスクを高める要因とされています。
3.症状
肉離れの主な症状は断裂部位の痛みです。
痛みは強く、歩行が困難になることもあります。
また、断裂部位の変形(へこみ)や変色がみられることもあります。
4.重症度
肉離れは筋断裂の一種で、発症時にはブチっと筋肉が断裂する音を感じることがあります。
軽度の肉離れでは受傷直後にアイシングや安静が必要ですが、筋繊維の断裂が大きい場合は整骨院やクリニックでの治療が求められます。
適切な治療を行わないと、回復が遅れるだけでなく、区画症候群という循環障害を引き起こすリスクもあります。
したがって、肉離れの重症度を迅速に判断することが重要であり、重症度は軽症(Ⅰ度)、中等症(Ⅱ度)、重症(Ⅲ度)の3段階に分類されます。
・軽症(Ⅰ度):軽度の肉離れ、筋繊維の微細な損傷
・中等症(Ⅱ度):中等度の肉離れ、筋繊維の部分的な断裂
・重度(Ⅲ度):重度の肉離れ、筋繊維の完全な断裂
筋肉を伸ばした時の痛みで重症度が簡易的にわかります。
・ハンストリング(大腿後面)の場合
仰向けで膝を伸ばした状態で股関節を曲げていきハンストリング(大体後面)の痛みが出た角度で評価します。
軽症(70°〜)、中等症(30°〜70°)、重度(〜30°)
・大腿四頭筋(大腿前面)の場合
うつ伏せで膝を曲げていき大腿四頭筋(大腿前面)の痛みが出た角度で評価します。
軽症(90°〜)、中等症(45°〜90°)、重度(〜45°)
ここまで読んでいただきありがとうございますʅ(◞‿◟)ʃ