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物理療法とは?リハビリの効果を最大化する方法
こんにちは。
荒木魁人(あらきかいと)です。
今回は物理療法について書きます!
物理療法って何?
そもそも物理療法って聞いてピンとくる人は少ないと思います。
簡単に説明すると物理療法とは、温熱、超音波、低周波、電気などの物理的刺激で症状を軽減し、組織の回復をうながすリハビリです。
物理療法は多くの種類があります。代表的な物理療法をあげます!
・電気療法
・牽引療法
・圧迫療法
・温熱療法
・寒冷療法
・水治療法
目的・効果
物理療法の種類によって目的・効果は変わりますが以下のようなものがあげられます。
・筋収縮力の補助
・望まない筋活動の抑制
・開放創や軟部組織の治癒促進
・外傷・手術後の筋力維持
・鎮痛
・浮腫改善
・循環改善
・抗炎症
・筋骨格系損傷や循環器疾患に関係した結合組織伸展性の改善
・関節可動性の改善
・神経筋パフォーマンスの改善
・組織灌流増大
・瘢痕組織の除去
・皮膚疾患の治療
種類ごとの治療目的
・温熱療法(表在)
手段:ホットパック、パラフィン浴、赤外線療法、温浴
治療目的:循環改善、鎮痛、リラクゼーション、創傷治癒
・温熱療法(深部)
手段:超音波療法、極超短波・超短波療法
治療目的:関節包・靱帯・腱・筋膜の加温、循環改善、鎮痛、
・寒冷療法
手段:アイシング、アイスバッグ、アイスパック
治療目的:炎症抑制、鎮痛、代謝低下、痙縮抑制
・水治療法
手段:プール、水中トレッドミル、渦流浴
治療目的:表在温熱、循環改善、鎮痛、リラクゼーション
・電気療法
手段:TENS、NMES、FES
治療目的:鎮痛、筋力維持・増強、神経筋再生教育、機能的代償
・牽引療法
手段:自重・機器による牽引
治療目的:鎮痛、リラクゼーション
・圧迫療法
手段:弾性包帯、間欠的空気圧迫機器
治療目的:浮腫軽減、鎮痛、深部静脈血栓予防、静脈瘤・潰瘍予防
注意点!
物理療法は細かい設定や禁忌があります。
特に禁忌を行うと回復どころか悪化の恐れがあります。
使用の際は医師に相談しましょう!
特に温熱療法や寒冷療法、つまり温めるや冷えるはご自身でできることではありますが、正反対の療法となります。
簡単に行え、なんとなく感覚でやっている方も多いと思いますが、症状や時期によって対応は異なりますので調べてから行いましょう!
ここまで読んでいただきありがとうございますʅ(◞‿◟)ʃ