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元高校数学偏差値70代が6年ぶりに共通テストの数学1Aを解いてみた
こんにちは。
荒木魁人(あらきかいと)です。
高校時代、僕は数学が好きで数学には少し自信があり大学受験は数学のおかげで乗り切れました。しかし、大学に進学してからは数学に触れる機会がほとんどなくなり、気づけば6年が経過。そしてふと「今の自分は共通テストの数学を解けるのか?」という疑問が湧き、久しぶりに挑戦してみることにしました。
実際に解いてみた結果
結果は予想通り、苦戦しました。時間は計っていないので少し時間オーバーしているとは思いますが、80/100点でした!全く解けないわけではないものの、センター試験時代と比べて解答にかかる時間が長くなり、問題の構成にも違和感を感じました。特に、次のような点が大きく変わっていると実感しました。
センター試験と共通テストの違い
思考力・判断力を問う問題が増えた
以前のセンター試験は、計算力と典型問題の解法をしっかり身につけていれば対応できました。しかし、共通テストは問題の意図をしっかり読み取り、思考しながら解く必要がある場面が多いです。会話形式や実生活に関連する問題が登場
これが一番の違いかもしれません。登場人物が会話の中で数学的な議論をする形式の問題や、グラフや表を読み取る問題が増えています。単なる計算ではなく、文章をしっかり理解しないと解答できません。計算問題が減少し、読解力が重要に
数学というよりも、論理的な文章を読んで正しく処理する力が求められる印象を受けました。計算力だけでは太刀打ちできず、むしろ国語的な読解力が重要になっています。証明や論理的思考を問う問題が増えた
証明の過程を補完する問題や、数学的な考察を求められる問題が目立ちました。これはセンター試験時代にはあまり見られなかった形式です。選択肢問題が減り、記述式が増えた(ただしマーク式)
選択肢から答えを選ぶ問題が減り、自分で式を完成させる形式が多くなっています。記述式に近いものの、最終的な解答はマーク方式である点は変わっていません。
6年ぶりに解いてみた感想
正直、センター試験時代と同じ感覚で解けると思っていたのですが、想像以上に苦戦しました。数学の知識自体も忘れており、ここで公式使うのは分かるけどその公式覚えてない( ;∀;)が多発しました。また、問題の読み取りや、考察を深める力が衰えていることを実感。特に、文章量が増えたことで、速く正確に処理するスキルが必要だと感じました。
数学が得意だった人でも、共通テストの問題形式に慣れていないと苦戦する可能性があります。もし今の受験生だったら、単なる計算演習ではなく、問題文の意図をしっかり理解する訓練が必須だと感じました。また、誘導に乗れないと時間がかかります。自分の得意なパターンでゴリゴリ計算していると時間がかかったり、途中式を問われている問題に答えらなかったりすることもありました。
「共通テストはセンター試験より難しい」と言われることもありますが、単純な計算力ではなく、数学的思考力や読解力が試されるテストに進化したと言えるでしょう。
久しぶりに解いてみたことで、受験生時代とは違う視点で数学を楽しむことができました。受験生の皆さん、共通テストでは「数学の本質」をしっかり理解することが求められます。パターン暗記に頼らず、考える力を鍛えていきましょう!
ここまで読んでいただきありがとうございますʅ(◞‿◟)ʃ