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うみいろノートNo.12 引退
引退・・・それまでついていた地位や役職を辞めること。また、スポーツなどで現役を退くこと。
辞書は常に冷静で客観的な判断をもたらしてくれる。
「引退」という言葉には寂しさもあるけど、どこか、その人の業績を讃える意味合いも感じる。
世間の一般的なサラリーマンの定年は65歳が主流になりつつある。
この前、ネットニュースでお笑い芸人の引退は何歳なのかという記事を読んだ。
お笑い怪獣こと明石家さんまさんは元々60歳で引退するつもりだったが、爆笑問題の太田光さんに「もっと落ちぶれたところ、落ちていくところを見させてくれ」と言われ、仕事を続けているようだ。
好きな気持ちが変わらず維持され、面白いと思い続けられるうちは誰もが何歳になっても現役でいたいと思うだろう。
人気稼業の芸能人には、引退なんて選択は怖くて、口にすらしたくない言葉かもしれないけど。
たくさんの人たちが仕事を続けたくても、最後の言葉すら言えず、ただ消えていくしかない世界なのだから。
自分で引き際を決めるのか。
はたまた、誰かに引導を渡されるのか。
同じ言葉でも、全く異なる意味に変わる言葉。
自分で決めたかどうかで、引退の二文字は全く違って見える。
どちらにせよ、引退なんてかっこいいこと、自分には果てしなく遠い存在で、まるで夜空に輝く星座に見える。
今は泥臭く、痛烈に批判されて「もう辞めちまえ」と空き缶を蹴飛ばすようなことを言われても、小説だけは絶対に書き続けたいな、と思う。
星を見上げる暇もないくらいに。
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