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込めた想い〈うみいろノートNo.25〉
冬は次第に遠ざかり、春の気配が一歩ずつ近づいている。
たくさんの生命が芽吹く季節は僕らにも新しい風を運ぶ。
誰かに名前を呼ばれた記憶。
誰もが一度は経験したことがあると思う。
このリレーマガジンにも参加されている小宮千明さんが朗読してくださった詩。
凜とした美しさを吹き込んでくださった。文字だけでは伝わらない、この詩に必要だった声。
名前を呼んでくれることがエネルギーの源なんだと、今さらながらに気がつく。
誰かが心の中に自分という存在を置いてくれていると思うと「僕には何でもできる」と錯覚を起こしてしまうほど。
もしかしたら、それは僕だけじゃないのかもしれない。
日常が形を変えた時こそ、名前を呼ぶ。
すると、君は振り返って顔を向けてくれる。
僕らは何も変わらないまま生きている。
そんな当たり前の事実が安心をもたらしてくれる。
「名前を呼ばれなくとも強く生きよう」
Untitledへ込めた想いに、いま新しく意味を付け加えるのなら、
「名前を呼んでくれる君のために強く生きていく」
そして、僕も君の名前を呼ぶよ。
逃げずに現実と向き合い、懸命にいまを生きる君の名前を。
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進藤海/六月雨音/ようじろう/小宮千明/モグ。4人のライターがそれぞれの担当曜日に、ジャンル問わずそれぞれの“書きたいこと”を発信。
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