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うみいろノートNo.13 新選組
先日、たまたまYouTubeを開いたら急上昇ランキングにオリエンタルラジオ・中田さんが運営するYouTube大学で新選組についての動画が上がっていた。
新選組の結成から活躍、そして消滅していく過程。その間、わずか5年。日本が大きく変わっていく中、颯爽と時代を駆け抜けた若者たち。
脚本・三谷幸喜、主演・香取慎吾。その脇を山本耕史、藤原竜也、オダギリジョーなど豪華キャストが固めた2004年の大河ドラマ「新選組!」。
まだ小学生だったがテレビにかじりつくように見入った初めてのドラマだった。そして、それが新選組との出会いだった。
武士道に憧れながらも農民の出だった近藤勇は、江戸にある道場・試衛館で剣術の腕を磨き、やがて試衛館の道場主である近藤家に養子に入る。その後、幕府援護のための浪士隊募集に際し、自分たちの腕だけを頼りに試衛館の門下生だった土方歳三、沖田総司などののちの新選組隊士とともに京へ上った。
浪士隊が新選組に変わった後も京都に火を放つ計画をしていた浪士たちを未然に取り締まった池田屋事件でその名を天下に轟かせたが、その後の薩長同盟や大政奉還により大きな時代の波に飲み込まれていった。それでも最後まで幕府への忠義を通し、その命が散るまで新選組として生きたのだった。
大河ドラマの放送が終了しても、心の中にはずっと新選組があった。
150年前、常識が根本から覆されそうな時代に20代の若者たちが命を賭けて守ろうとしたもの。
今、15年の歳月が経っても、当時と同じ熱量で惹かれていくのはどうしてなんだろう。
周りに新選組が好きというと、人斬り集団、物騒な集団なのに…と言われることもあった。確かに新選組はそう言われても仕方ない部分はあると思う。
しかし、元々治安維持組織だった新選組は当時幕府を転覆させようとしていた薩長を命がけで取り締まり、ひたすら忠義を通していた。
今、僕らが生きている歴史はいわゆる勝者の歴史。
もし徳川の世が続いていたら、もしかしたら新選組は英雄と呼ばれていたかもしれない。
世間的な歴史なんて、たとえ当時の正義を貫き通していても、ある一面では顔色を変えてしまうものでもある。
どんなに時代が変わり窮地に追い込まれても自分の信念を貫く。強烈に生き方を学んだ気がした。
多様な考え方、生き方ができるからこそ、今の世の中でも通じるもの。
彼らの生き様は決めた道をひたすらに歩む強さを、今もこれからも教えてくれる。
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