床材の考察 無垢編第二弾
自宅の新築計画をしており、床には何を使おうか調べてみたことをまとめています。前回に引き続き無垢の床についてです。前回は無垢の床のメリットと、他の床との比較してきました。今回は無垢の床のデメリットと呼ばれるところと他の床の比較をまとめます。
無垢の床の欠点
①、値段が高い。
何と比較して値段が高いのかにもよりますが、間違いなく安い床ではありません。施工の手間もかかるので、施工費も割高になる場合もあります。また、職人さんの経験値が、無垢の欠点である 反り、隙間 を軽減しますので、大工さんなら誰でも良いというわけでもありませんので、安すぎる施工費も不安があります。
では、無垢は最高級かと言うとそうでもなく、木の種類や産地によりピンキリです。
高級な床
ミャンマーチーク150、プレイリーホームズ
https://www.prairie.co.jp/archives/product/phfl1079
平米単価30,525円
ゼブラウッド120、マルホン
https://www.mokuzai.com/Product/Detail/11561
平米単価49,000円
お手頃な床
樺桜ラスティック エフトレーディング
http://www.ecokenzai.com/products/detail.php?product_id=75
平米単価7,200円
など価格幅はかなり大きいですので、使ってみたければ一度見積もりしてみるのも良いかと思います。また依頼している工務店さんが無垢の床をよく使っている工務店さんかも確認してみるのも必要かと思います。
②メンテナンスに手間がかかる
傷、しみ、ワックスがけ、フローリング間の隙間の汚れが欠点としてあげられています。
傷、しみはもはや仕方のないものです。それを無垢の床の良さと捉えるかどうかだと思います。細かい擦り傷が気になるかたはシートの床材をお勧めします。もしくは対傷加工の強い塗装をしている突き板が良いかと思います。
私の感覚ですが、強い塗装をかけるほどツヤが強くなる印象があります。それに比べるとナチュラルな塗装は傷に弱い印象があります。
細かな傷に関しては無垢は弱いかと思いますが、大きな傷がついた場合は無垢に軍配が上がるかと思います。傷がついても床としての機能に変化はないからです。表面だけ化粧されている床は大きな傷がつくと中の下地が出てしまいます。シートや突き板の場合はそこから剥がれが広がってしまいます。
このことから、シート、突き板は数年後のリフォームを考慮して選ばないといけないかと思います。無垢の床はより長く使えるのではないでしょうか?
もう一つがフローリング間に生じる隙間の汚れ。
これはどなたかのブログに書いてましたが、隙間に埃が溜まって汚い。。。爪楊枝で必死に取った。と汚れとともに床の写真が掲載されてました。写真を見るとこんなに隙間が開くのかと思いました。私は施工や室内が極端に乾燥したいるとかいろんな原因が重なったいるのかなと思います。
無垢床の施工に関してですが、湿気の多い夏場は隙間をしっかりと埋めるように貼り合わせ、乾燥している冬は1mmの隙間を開けて施工するようになります。
https://www.mukuzai.me/blog/26018.html
そのブログは載せませんが、無垢の床だけの責任ではないかと思いました。ですが、実際に埃が溜まるのは事実で、無垢の床メーカーも下記のように掃除方法を掲載しています。
https://www.mukuzai.me/blog/1157.html
上記を読んでも何も解決していない印象があります。結局は隙間の埃とは付き合わなくてはいけないのだとおもいます。
この2点が無垢の床の欠点として多く挙げられているものだと思います。
次のノートでは無垢の床を実際にどこに使うか考えたことをまとめていきます。よろしくお願いいたします。
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