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夢の音楽室

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#ブルース

ボズ・スキャッグス〜ライブ2024年で観た原点

ボズ・スキャッグス〜ライブ2024年で観た原点

とうとう観ました、ボズ・スキャッグス。
AORと呼ばれたボズの70年代から80年代半ば全盛期、30代半ばにしてミドルマンと称して違和感もありましたが、さすがに79才のジェントルマンとなってました。
それにしても22回目の来日、今まで何故かチャンスを逃し今回初めて観るライブとなった次第であります。
ほぼ名盤シルク・ディグリーズからの選曲、そしてAOR時代のヒット曲とブルースナンバーをてんこ盛りで取っ

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ジョン・メイオール〜ブリティッシュ・ブルースの校長

ジョン・メイオール〜ブリティッシュ・ブルースの校長

先日ジョン・メイオールが90才で亡くなった。
ジョン・メイオールに関してはイギリスの初期の三部作とエリック・クラプトンとミックテイラーがゲスト出演した20年前のライブしか視聴してないので、彼がどういう音楽人生を送ってきたかは詳しくは知らない。

しかしエリック・クラプトン、ポール・マッカートニー、ミックジャガーといったブリティッシュロック界のレジェンド達が次々と追悼コメントを出すところ、彼らの若き

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竹田和夫ライブ〜2024ライブ参戦!

竹田和夫ライブ〜2024ライブ参戦!

竹田和夫のオン・ザ・ロード・アゲインライブに行って来ました。
今年に入り,山本恭司、高中正義についで3人目の日本人ギタリスト、竹田和夫。

私は以前から疑問に思ってました、
検索サイトの日本人ギタリストのランキングに竹田さんの名前がなぜか出てこない。
日本のロック創生期に竹田さんが結成したバンド、クリエイションの果たした役割はとてつもなく大きいんですけどね。

○クリエイション〜タバコロード

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フランク・マリノ〜ジミ・ヘンドリックスの再来といわれた男

フランク・マリノ〜ジミ・ヘンドリックスの再来といわれた男

ジミ・ヘンドリックスの亡き後、その再来とか復活とかいわれたギタリストは数多いが、このカナダ発のフランク・マリノもその1人だった。
ジミヘン直系といわれ、ジミの曲をカバーし、ジミのサウンドを継承していたように思う。
同じように当時ジミ直系といわれたロビン・トロワーやウリ・ジョン・ロートもブレイク時はジミの再来といわれ、本人らもそれを強く意識していた。
しかしその後の活躍をみるとジミヘン直系という言葉

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ジミ・ヘンドリックス〜ロックギター進化論

ジミ・ヘンドリックス〜ロックギター進化論

ビートルズとともにかっての自分は間違いなくアンチ・ジミヘンだった。
大音量で割れんばかりのギター音に大袈裟なアクションはひびかなかった。、
リアルタイムで聴いてないのもあるが、何か違和感を感じていた。
それが解消されたのは90年代くらいだろうか。
リマスターされたCDを聴き段々とジミにはまっていた。

よく考えれば、ジミがデビューした1967年ごろはまだモノラル録音で迫力が欠けてて、アンプやエフェ

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ブルース・パワーは最強か?

ブルース・パワーは最強か?

最近自分自身で納得してるのだが、ブルースという音楽は今も最強だということ。
ブルースはアフリカ系アメリカ人が作り出した民族音楽。
ロックやジャズやR&Bといった現代の音楽までも創り出し、自らも現存して発展してる民族音楽は世界に他に例がない。

筆者はブルースはロックの中でブルースを知った。
50年代のエレクトリック,ブルースはロックに最も影響を与えた音楽で、同じパワーを感じる。
ローリングストーン

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ロイ・ブキャナン〜ギターの巡礼者

ロイ・ブキャナン〜ギターの巡礼者

ジェフベック 、エリッククラプトン、ゲイリームーアらたくさんのギタリストに影響を与えたロイ・ブキャナン。
彼が1988年泥酔で留置場に入れられその後自殺、を図り亡くなったのはショックであった。

元々彼の名を知ったのはジェフベックの「哀しみの恋人たち」だ。
曲はロイブキャナンに捧げるとクレジットされていた。
この曲はスティービー・ワンダーのものだが演奏そのものはボリューム奏法やチキンピッキングがふ

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