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ロイ・ブキャナン〜ギターの巡礼者

ジェフベック 、エリッククラプトン、ゲイリームーアらたくさんのギタリストに影響を与えたロイ・ブキャナン。
彼が1988年泥酔で留置場に入れられその後自殺、を図り亡くなったのはショックであった。

元々彼の名を知ったのはジェフベックの「哀しみの恋人たち」だ。
曲はロイブキャナンに捧げるとクレジットされていた。
この曲はスティービー・ワンダーのものだが演奏そのものはボリューム奏法やチキンピッキングがふんだんに使われ、ロイからの影響をなるほどと思わせる。

○こちらはロイブキャナンの「メシアが再び」のオリジナル。
まるで日本の歌謡曲や演歌のリズムっぽいバックにロイのギターがむせび泣く。


ロイは50年代のロカビリーのバックバンドから下積みの生活をしていて、デイルホーキンスやロニーホーキンスのバックもやっている。
おそらくこの時代はザ・バンドとの関わりもあっただろう。
カントリーやプルースもこなしジャズも手掛けていた。


○スタンダードナンバー,ミスティを弾くロイ。
後ろで見つめて賞賛するジャズギタリストはジョニースミス?
ちょっと不明💦


ロイの音楽の本質はその中でもブルースにある。
しかし弾き方はかなり過激だ。

○ロイズブルースを演奏するロイ。
タッピングまで駆使したアナーキーな弾き方だ。

ギタリスト仲間からは敬愛されるロイであったが、プライベートはほんとに寡黙な人であったようだ。

自己の命を絶ったのは残念であるが、ロックギタリストの一人として記録したい人である。


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