目指すべき役 ⑧

麻雀を上達するのに適した役はあるか?

実はあります。

それは、二つ。

一つは、タンヤオ(2~8で構成された役)です。もっと言うなら、食いタンです。

もう一つは、七対子(対子を7種類集める役)です。

この二つが得意になると一気に強くなります。

まず、食いタンですが、これはかなり実用性が高く、攻撃力、守備力に優れた役です。間違った認識をしている雀士は「鳴いたらツキが落ちる」と言ってあまり鳴かない人がいますが、それは根拠に乏しい発言だし、麻雀の上達を妨げる行為と言えます。鳴くことはルール違反ではないのでどんどん鳴いて鳴きを得意になりましょう。

リーチをかけれる面前が偉いという風潮は確かにありますが、リーチで上がる事も鳴いてあがることも同じく勝ちに近づきます。リーチ麻雀ばかりに偏ってしまうと、ある程度のレベルになるとスピードで勝てない局面が度々出て来ます。鳴きが上手くなると、面前では絶対に上がれなかったような局面でも上がる事ができたりします。鳴きを上手くなりましょう。

で、何で喰いタンが良いのかと言うと、一番基本だし、一番上がりやすいし、一番回しやすいからです。

タンヤオは形の自由度が高く、どこからでも狙いやすいです。敵のリーチに対しても通りそうな端牌を切って回していたらタンヤオテンパったという経験は誰にもあると思いますが、比較的安全にテンパイ勝負までもって行く事ができます。

鳴くことはあまり良くないという古い固定概念は捨てて、鳴いてタンヤオでその場を凌ぐ技術を身につけましょう。これは凄く使えます。


続いて、七対子ですが、意外と思うかもしれませんが、強い人ほどこの役を重宝しています。

なぜなら食いタンと同じく、攻撃と防御を兼ね備えた役だからです。

この役の攻撃力は皆さんもご存知だと思います。ドラが上手く絡めば倍満も計算できる役です。

そして、防御力も優れています。敵のテンパイに対して、降りながらテンパイまで持って行く事ができます。つまり、比較的どこからで狙える役なのです。対子が4つあれば七対子を意識しましょう。初心者、中級者は七対子を苦手と捕らえている人が多いです(私調べ)ので、七対子の有効性を理解するだけで周りより強く成る事ができるのです。


リーチで高い手を上がるのは理想ですが、それに固執して簡単な喰いタン上がりを捨てるようなもったいない雀士にならないでください。


以上、上達に適した役の話でした。


次回、最終回にしようかな。
麻雀でさらなる高みへ行くには

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