会食恐怖症の本当の怖さ 2

私は人と違う…食べることが怖い…

楽しそうに食べ物の話題で盛り上がる同級生たちに
「私は人と食事をすることが出来ない」という悩みを
話す勇気がなかった当時の私はどんな気持ちでいたのだろうか。

プライド、見栄

そんなものもあったかもしれない。

「食事が出来ないなんて、変な奴」
「言ってることが意味不明」
などと他人からくだされる評価を想像すると恐ろしかった。

そもそも大学で出会ったばかりで信頼関係も何もない同級生たちが
こんな事を理解するはずもない、理解できるように話す技量もない。
皆が楽しみにしている食事という場面に、水を差すことも怖かった。


そうだ、これは病気なの!
私のせいじゃない!
食事が出来ないのは病気だからなの!
病気なら仕方がないじゃない!

会食恐怖症の告白ができない私は
「病気だから」
と全てを諦めることにしたのだ。

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