会食恐怖症とトレンド


雑談 

前回、私も給食完食指導についてnoteに投稿をしたが
偶然にもYahooニュース様の給食完食指導による会食恐怖症、発症の記事が本日トレンド入りしていた。


こういった会食恐怖症に関する記事が一般的な人の目に留まることは、理解を広めるきっかけにもなろう。

「こんな病気があるなんて知らなかった」
「自分も悩んでいたが、この病気かもしれない」

しかし、当事者の気持ちを傷つけるような意見も少なからずあるのが現実だ。

「現代の贅沢病」「わがまま」「ただの好き嫌い」「完食させることの何が悪い」


人の意見はそれぞれ。自分の経験や目の前にあるものしか、信じることができないのは仕方がない。
会食が苦手なのではなく、発作を起こすほどの恐怖が植え付けられていることなど考えにも及ばないのは当然。そんなもの誰だって想像をしようとしなければ見えないのだから。

擦れた私から言わせてもらえば、会食恐怖症を知らずに食事を楽しみとして生きている人生は心底羨ましい。


現代の病であることは、確かだろう。

明日、食べる物すら憂うような時代に生まれてきたならば会食恐怖症にはならなかった。

わがままや好き嫌いと決めつけ、無抵抗な子供に大人が自分の主義(完食)を強いることは、同時に恐怖を刷り込むことである。


以前も、かの有名なバラエティ番組である「世界仰天ニュース」で会食恐怖症が取り上げられたことがあった。
その際、会食恐怖症当事者の間でも会食恐怖症が世間に知られることへの賛否両論が見られた。
大多数の人は、会食恐怖症の認知度が上がってくれれば良いという思いを持って視聴していたようだが。
周囲に会食恐怖症を隠し、症状に耐えながら会食をしている人にとっては、会食恐怖症がテレビで紹介されることで「もしかして、あの人…」という疑いを向けられることが心配という意見も。

会食恐怖症にとっての理解とは何だろうか。


カミングアウトをしやすい世の中。
「ご飯、食べに行きましょうよ」
「すみません〜私、会食恐怖症なんですよ〜」
「そうなんですね〜私も高所恐怖症だから分かります〜

残すことや食べないことへの容認。
「それしか食べないの?」
「ご飯を食べに来たのに、飲み物しか頼まないの?」
このテンプレートがなくなること。

食べられることが当たり前ではないということが、一般的な選択肢として入ることだろう。

いずれにしても他人に自分の内情を明かした後の人間関係は努力次第だと思うと、本当の理解を得ることは簡単なことではない。


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