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ストラスブール旅行の詩的な描写

XXXV. DESCRIPTION POÉTIQUE D’UN VOYAGE A STRASBOURG.

Je viens de finir un voyage entremêlé d’aventures singulières, quelquefois fâcheuses,
et souvent plaisantes. Vous savez que j’étais parti pour Baireuth afin de revoir une sœur
que j’aime et que j’estime. En chemin faisant,
Algarotti et moi, nous consultions la carte géographique, afin de régler le tour que nous prendrions pour aller à Wésel.
On parla de Francfort-sur-le-Main,
et comme il nous parut sur la carte que la voie de Strasbourg ne pouvait être un trop grand détour,
nous la choisîmes par préférence. L’incognito fut résolu,
les noms choisis,b la fable choisie et ajustée; enfin, tout arrangé et concerté du mieux,
nous crûmes d’aller en trois jours à Strasbourg.
Mais le ciel, qui de tout dispose,
gla différemment la chose.
Avec des coursiers efflanqués,
En ligne droite issus de Rossinante,
Et des paysans en postillons masqués,

a :Envoyée de Wésel à Voltaire, le 2 septembre 1740.
b :Frédéric, voulant garder l’incognito dans son voyage, se fit appeler comte Dufour;
Algarotti prit le nom de Pfuhl, et le prince Auguste-Guillaume celui de comte de Schaffgotsch. Léopold-Maximilien,
prince héréditaire d’Anhalt-Dessau, adopta aussi un nom supposé.


XXXV.
ストラスブール旅行の詩的な描写

私は今、特別な、時に不幸でそしてしばしば愉快な冒険に散りばめられた旅を終えたところです。
私がバイロイトに行ったのは、私が愛し尊敬している姉に会うためです。
途中、アルガロッティと私は地図と相談しながら、ウェーゼルに行く旅程を決めました。
フランクフルト・アム・マインの話をしていたのですが、ストラスブールまでの道のりが地図に書いてあり、あまり遠回りにはならないだろう判断して、好みでそれに決めました。
お忍びの偽名をを決め、旅程を調整し、最終的には最高の準備をして3日後にはストラスブールに行こうと考えていました。

天国を手に入れた我らは
いろんな事柄を収拾し、
配達人達はロシナンテ※3 を駆り
御者に変装して目的地へまっしぐら


a:1740年9月2日、ヴェ―ゼルからヴォルテールへの特使。

b:フレデリックは、旅の中で人目を忍ばせるためにド・フール伯爵と名乗りました。
アルガロッティ※1はド・プフール、アウグスト・ウィルヘルム王子※2はド・シャフゴッチ伯爵の偽名を使いました。
アンハルト=デッサウの皇太子レオポルド=マクシミリアンも使っている。

※1 仲良しのお友達なイタリア出身のハンサムな彼氏。あだなは「パドヴァの白鳥」近年みつかった国王のエロいポエムの相手は彼。
※2 10歳違いの弟。お父様のお気に入りだった彼は、国王が逃亡事件を起こした時には後継者候補にあがったことも。甥っ子国王のパパ。
※3『ドン・キホーテ』で主人公が乗る馬の名前。

フリードリヒ大王本人が浮かれたお忍び旅行について語る。
ポエムはかなり意訳。それっぽくなるように整えた。頑張った。
褒めろ称えろ俺様にひざまずけw
要はおしのび旅行に浮かれまくりの国王である。
嫁もかまってあげて・・・・

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