香水

普段 香水なんてつけないのに
今日はどうしたの?
君らしくないけど
僕はどんな君も好きだよ

君は寂しそうな顔で呟いたんだ
「母の香水なの」と

もう 会えないから
母にもう会えないから
だけど傍にいたくて
少しでも近くにいたくて

僕はいたたまれなくなった
君に僕は何をしてあげられるんだ
悩んでも 悩んでも
見つからなかった

男らしくないけど
そんな香水の香り
消すような事だけはしたくなかった

香水の香りに相応しくないかもだけど
君に届けばいい
僕が君を思っている気持ち


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