10/17(日)JBCFかすみがうらロードE1 【3位🥉】
今年のJBCF最終戦、茨城県で行われた"かすみがうらロード"にTEAM ORCAとして望月さん、りょうすけ、初川くん、自分の4名で参戦してきました。
茨城県は個人的にも思い入れのある地で、4年以上前に仕事の関係で住んでいたこと、仕事を上手くやりくりしてE1クラスまで昇格できたことなど、沢山の思い出が詰まった場所。そこで今レースに出場することはとても感慨深く感じました。
チームとしての目標はE1クラス、フェミニン共に優勝を目指し参戦してきました。以下、レポートになります。
■目標
■結果
■コース
1周4.8km×12周 (計57.6km)
コースの8割は平坦、ラスト400mの登りを約1分程度登り切ってゴールというレイアウト。
コースの幅が狭いため立ち上がりでインターバルがかかる、朝から雨が止まず路面はフルウエットで気温は10℃とかなり過酷なコンディションでレースを迎えました。
スタート/フィニッシュ地点で水溜まりができておりレース開始の11:20以降は徐々に雨脚が強くなってきていた。
■参加メンバー
積極的に攻めてきそうなチームは選手を5名揃えているAvenir Yamanashi Yamanakako。本番フランスのジュニアカテゴリでシングルリザルト連発している瀬戸口くん、学生オープンロードでも優勝している岩田くん、プロでの実績もある水野さん、下島さんなど個人でも展開を作れる強者揃い。
他のチームも、南魚沼CR・RR共にE1で2位を取っているAVENTURAの美甘さん、先月の群馬ロードE1で優勝した渡辺くんもかなり強いので終盤まで必ず残ると判断。
■レース
チームの作戦としては有力選手の動きにりょうすけと自分がチェックに入り、最後はスプリント力のある初川くんで勝負するオーダー。もちろん作戦が上手くハマるとは限らないので常に攻めて後手に回らないように意識、脚のある選手はガンガン攻めるようにと。
ローリングスタートだけどスタート直後の下りでサポートカーが離れるため、なるべく先頭までポジションを上げて狭い住宅区間でインターバルの影響を受けないように走る必要があるので10番手付近まで位置を上げる。
E2、E3カテゴリで田園区間、池沿い区間の立ち上がりで一列棒状になることはチェックしていたため、後方にいるだけで脚が削られるコース。(AACAに近い展開)
Avenir勢が前を固めてレースをコントロールしている、その中でりょうすけが5番手以内で常にキープしておりかなりコンディションが良さそうに感じる。三重国体に向けてかなり仕上げていたと言っていたので期待大、むしろ聞いていた以上に強すぎて自分でも驚いている...。
自分は1、2周回目ではまだ体がレース強度に慣れていない感じ。
3周回目にりょうすけ先頭のまま池沿いの区間を単独先行する形となり、初川くんが集団先頭までに上がりフタをする動きへ。りょうすけが10秒ほど先行→メイン集団のままレースが展開される。初川くんは登りでの走りも軽快で最終局面も万全という状態。
4周回目に集団内で逃げにブリッジする動きが起こりアタックと吸収を繰り返す。田園区間でフェミニンを右から追い越す際に先頭が減速、「このタイミングでなぜ減速?」と真後ろで番手を取っていた自分が前走者の減速に遅れて反応してしまい右へ移動して右後方から走る選手と接触し後方の選手を落車させてしまった(記憶では自分のお尻にハンドルのようなものが当たった)
この時点では自分の走りを冷静に分析できていなかった。後で振り返ると、後方の選手のラインを防いでしまった自分のミス、リザルトへ固執するあまり周りの選手への配慮ができていなかった。
初めは何が起こったのか整理ができておらず、集団後方にポジションを下げてしまい池沿い区間に入る、中切れに合わないように少しづつポジションを上げる。
5周回目以降はりょうすけ単独先行から、埼玉ユースの馬場くんがジョイントして2人逃げ→メイン集団で15秒差ほどに開く。馬場くんは群馬ロードでも独走優勝しており強調できればタイム差は更に広がる可能性がある、周回を重ねる毎に案の定30秒、40秒とどんどんタイム差が広がることに。
8周回目にAvenir岩田くん、FITTE渡辺くんの2名が10秒ほど先行する。Avenir水野さんがメイン集団にフタをする。VC福岡の八幡さんが牽引するも他のチームが続かない、自分としてはりょうすけが逃げているので先頭を追う動きはできないけど、追走の2名は逃がしてはNGなので単独ブリッジを試みる。
9周回目に岩田くん、渡辺くんを吸収して、池沿い区間でAvenir勢が前を固めて何やらミーティングしている...不穏な気配を感じ瀬戸口くんの番手を取る。
その後水野さんを先頭に下島さん→瀬戸口くん→自分→集団の順で一気に加速して縦長の状態で登りに入る。2番手の下島さんが更に加速して登りきりで瀬戸口くんを発射、番手を取っていた自分は遅れることなく反応。振り返ると後方はバラバラでついてこれたのは、瀬戸口くん、渡辺くん、石塚さん、美甘さん、八幡さん、自分の6名となり、その後6名追走グループとして前を追うことに。
瀬戸口くんの引きが強くジュニアギアとは思えないくらいの引き。この牽引で八幡さんがドロップして、逃げ2名(50秒)→追走5名(30秒)→メイン集団という展開に。追走グループもローテーションにばらつきがありメイン集団に吸収される可能性もある状況。
チームメイトが逃げているので自分は引けないと言うと、「前には追いつけないのでこのメンバーで3位争いしよう」と瀬戸口くんから提案を受ける。このままローテに参加しなければ追走メンバーに心的ストレスもかかりペースが安定しないと判断し自分もローテに参加する。
もちろん先頭の逃げ2名とのタイムギャップは考慮しながらモトのタイムボードを見つつ調整して走る。
5人の追走メンバーで最も強いのはAvenir瀬戸口くんで登りも平坦もガンガン引く、次いでFITTE渡辺くんが強いイメージ。警戒していたAVENTURA美甘さんはおそらく低体温症気味で登りきりで離されるシーンがあったので恐らく最後の登りで遅れると判断。
毎周回の登りで瀬戸口くんがペースを上げて周りが着いていく展開を繰り返す。自分は虎視眈々とシッティングで追走メンバーの力を見極める。周りがダンシングを多く使い登りをこなしていたのを見て、最終周回の登りで勝負になった時は自分にアドバンテージがあると思った。
最終周回に入り先頭のりょうすけとは50秒差、2番手の馬場くんとは30秒差で自分を含む追走グループという順。登り手前の池沿い区間で牽制が入り、石塚さん→渡辺さん→自分→瀬戸口くん→美甘さんの順番で登りへ突入する。登り序盤に2名をパスして先頭へ、今までで1番強く踏み込み 50秒500W強で誰にも前を譲らないように走る。左コーナーを立ち上がりあとはゴールまでもがくだけ。
最後は3位でフィニッシュ🏁
4位の瀬戸口くんとは0.5秒差で1車身以上は離すことができた
序盤から独走に持ち込んだりょうすけが見事にE1初レースで初優勝🏆
圧倒的なフィジカルで"レースNPは5.●倍"とのこと、それは勝てないな...
ゴール後にりょうすけが優勝と聞き思わず感極まってしまった。
ただ初川くんは、かなり酷い低体温症になってしまいその場から動けなくなってしまった。急いでウィンドブレーカーをかけてあげて、別の駐車場に停めてあるチームカーを持ってくる。その間、Avenir岩田くん、明治大学の渡部さんが初川くんに補給と暖かいコーヒー、毛布を持ってきてくださりました。本当にありがとうございます🙇♂️
本人もとても悔しいと感じていると思う。ぜひ来期へのモチベーションに繋げていただきたい。
望月さんはトラブルのため遅れたものの、最後まで単独で走りきり3位でゴールとなりました。
■レースでの反省点
今回の個人的な反省としましては2点
1つ目はレース中に後方の選手を落車させてしまったことです。
チームのリザルトや自身の走りを意識するあまり、後方の選手のラインを塞いでしまったこと。レースの展開に限らずラインを外してしまう行為はNGと判断しております、やってはいけない行為でした。
レース終了後に謝罪させていただき、後日当事者同士で状況の振り返り、どうして起こってしまったのかを話し合いました。1番の原因は "私自身がレースを走る選手への配慮・確認がかけていた" と言うこと、そして最悪の場合取り返しのつかない事故に繋がることなので落車させてしまった選手には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
チームやメンバーに対するご指摘、アドバイスもいただきました。注目されるからにはライバルチームからも模範となるような言動、走りをする必要があると感じております。
言葉ではなんとでも言えるので、チーム、個人としても実践していきます。今後見ていただけると幸いです。
2つ目は表彰式での優勝者、3位である当チームメンバーが出席していなかった点です。こちらはチームオフィシャルからも発信がありましたので、そちらを添付させていただきます。
ただ自分自身、その場に居てまずはJBCF運営側に報告する義務があったと反省しております。お待たせしてしまった運営の皆様、撮影していただいたカメラマン様、表彰式まで待たせてしまった選手の方々にご迷惑をおかけしてしまった事には変わりありません。大変申し訳ございませんでした。
今後はこのようなことがないようにチーム一同反省し対応していきます。
JBCF最終戦は結果としては良かったものの、反省点、課題が残る形となりました。しっかりと振り返りを行い、今後同じ事を起こさないように自分自身も気を引き締めて競技に取り組みます。
次戦、全日本選手権ロードレースが今年のロード最終戦になります。コンディションは上手く合わせることができているので悔いが残らないように、そしてトッププロの走りを実際に目で見て学びたいと思います。残りの僅かな期間を大切過ごして悔いが残らないように走りたいと思います。
今回のレポートはかなり長く読みにくかったかもしれませんが、最後までお読みいただきありがとうございました。