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神戸ルミナリエ30年(大阪301日目)

1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災から30年。
同年12月に第1回が開催された神戸ルミナリエも今回で第30回を数える。

震災犠牲者の追悼や、震災の記憶を後世に継承することを目的としてスタートし、長らく仲町通を中心に開催されていたようだが、今回は神戸港にあるメリケンパークをメイン会場にして、東遊園地など複数会場で開催。自分は土曜日に行ったということもあってか、どの会場にも非常に多くの市民・観光客が溢れていた。

メリケン波止場にある神戸港震災メモリアルパークに行けば、大きく崩れた岸壁が震災のすさまじさと被害の大きさを物語っているものの、今神戸の街を歩いて震災の面影を感じ取ることは難しい。

犠牲者の追悼は毎年しっかりと行われつつ、「復興」というステージはとうに終え、未来の課題に向き合っているのが神戸だと感じている。

その象徴的存在が「花時計」じゃなかろうか。

花時計の奥と図書館の間にステージがつくられ、子供たちの歌声が響いていた

1957年に日本初の花時計として設置され、市役所建替の際に現在の東遊園地に移設されたのだが、この花時計の奥に建っているのは、神戸市が2022年に開設した「こども本の森 神戸」という図書館。

過去を大切にしながら、未来に目を向ける。
勝手ながらそんな物語を感じて、胸を打たれた夜だった。



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