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イケフェス2024(大阪212日目)

大阪に来て早々、地元の人から「秋にはイケフェスという面白いイベントがあるから楽しみに」と教えて貰った。

イケフェス、正確には「生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪」という。

イケフェスとは・・・

生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪(イケフェス大阪)は、毎年秋の週末に、大阪の魅力ある建築を一斉に無料で公開する日本最大級の建築イベントです。
長いときを刻んだ歴史的な建築から、斬新なデザインの現代建築まで、あの建築家の名作から、昭和の雰囲気を色濃く残す街場の喫茶店まで、大阪という都市の魅力を様々に物語る100を超える「生きた建築」が、一斉にその扉を開きます。

イケフェス2024公式HPより

100を越えると書いてあるけど、実際には170を超えていて(一部には別棟や構造物も含まれるのでカウントが難しい)、到底2日間では回れないほど充実したプログラムとなっている。

2日間開催のうち、半日だけしか時間が取れなくて、さらっと見て回っただけではあったけれど、大阪の街を改めて俯瞰し直すことができて楽しかった!

実物を見たり、企画展・パネル展があったり、実際にそこで働いている人たちから建物にまつわるエピソードがいろいろと聞けて、しかも無料で(公式パンフは買ったけど)いろいろ勉強できて楽しすぎる。

特に印象深かった点をいくつか挙げると
・理学部卒の佐治敬三が寄付をしたホール(大阪大学中之島センター)
・設計事務所が集まったセッケイ・ロード
・生物学者・福岡伸一氏が手がける万博パビリオンの構造(鹿島建設)
・本社ビルの一部をレストランなどにして広く市民向けに開放(大阪ガスビル)
・建築時の法上は8階建が限界。1階を半地下にして9階建にした(御堂ビル)
・古いビルの躯体を活かしつつ、新しい働き方に対応したリノベ(竹中工務店)

帰り道は、電車に乗らずに建物とか街並みをを眺めながら遠回りして帰った。都会が面白いのは、100年を越えるような古い建築物と、全く新しい建物が共存して、その街らしさを醸し出しているところ。

TOPの写真は、新井ビル。まるでヨーロッパの街角のよう。このビルは国指定有形文化財であり、元銀行施設だったものをスイーツ店「五感」(ええもんちいで有名)が本店店舗+カフェとして利用している。まさに生きた建築。

これからの大阪街歩きが一層楽しくなりそうだ。

黄色い垂れ幕orポスターが目印
大同生命の圧
古めかしいロゴが好き
万博楽しそう
半分のところまできたうめきた2期
サクッと遊べるワークショップも楽しい
あちこち寄り道して帰った

(回った建物)
・ABC本社 (外観のみ)
・大阪中之島美術館
・大阪大学中之島センター
・中之島三井ビルディング
・中之島フェスティバルタワー (外観のみ)
・大同生命大阪本社ビル
・三井住友銀行大阪本社ビル
・日本銀行大阪支店 (外観のみ)
・日本設計関西支社 *ワークショップ
・大阪ガスビルディング
・御堂ビル(竹中工務店大阪本店) *ツアー参加
・久米設計大阪支社
・小川香料大阪支店 (外観のみ)
・青山ビル (外観のみ)
・新井ビル
・大阪市立公会堂 (外観のみ)
・ルポンドシエルビル (外観のみ)


/ライパチ



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