ゴリゴリなゴーリー(大阪218日目)
友人のお勧めに素直に従い、「エドワード・ゴーリーを巡る旅」奈良県立美術館。
ゴーリーといえば、ほぼ「うろんな客」のイメージだった。
バクのような不思議きな生き物がスニーカーを履き、マフラーを巻いている。迷惑なことばかりする子だけど、なんだか憎めなくていい。うろん性w
それ以外の物語も、ダークでシュールでオチがあるようなないような物語。子供に媚びず、物語が広く開かれている。
原画のサイズがあまりに小さくて驚いた。とても繊細な線描で描いているに、ほとんどの絵が10cm四方程度しかない。出版サイズと同じサイズで描いたとのこと。老眼には見るだけでもしんどいぞ。
ゴーリーの絵には、授業中、むちゃくちゃ集中して教科書の隅っこに描いた緻密な落書きのような、ユーモアと奇天烈さと静謐さが同居したような、ヘンテコなのに親近感すら感じる不思議な魅力がある。これを機にいろいろ読んでみたい。
帰り際、ミュージアム・ショップに寄ってみたら、案の定、長蛇の列。いやゴーリーのイラストはグッズで欲しいよね。とりあえずTシャツと図録と絵葉書買った。