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でかちょー日記 第2回
職場で配信を始めた「でかちょー日記第2回」
今回は、高齢者のデジタル活用の可能性について考察する回なのだが、両親を事例に取り上げている。無断でネタにしてごめんねごめんねー。
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デ課長・甲斐です。
デジタル素人の私が、デジタル社会の実現に向けて悶々と悩む姿をお届けします。
ゆるゆるとした話題のひとつとして、私の両親の話をしたいと思います。父(シゲちゃん)は昭和14年、母(ミっちゃん)は15年の生まれで、ともに80歳を軽く超えた後期高齢者です。幸いにして、いくつかの病気をなんとか克服し、両親とも(そこそこ)元気に暮らしています。
さて、このシゲちゃん・ミッちゃんの、ここ数年でデジタル化の勢いが凄いのです。
ふたりとも小学校の教員でしたが、当時はPCはなく(ギリギリワープロがあったかなかったか)、現役時代にデジタル的な知識・技術を習得する機会はほとんどなかったと思います。
引退後にPCを買い求め、写真をプリントしたり、悪戦苦闘しながら年賀状の宛名印刷をしたり・・・が、スキルのマックスであったろうと思います。
転機となったのは、数年前にガラケーからスマホに切り替えたことでしょう。
当初は写真を撮る程度だった活用方法が、あれよあれよという間に、Facebookを始めるわ、LINEで孫や友人たちとお喋りしてるわ、最近は宮日のニュース速報をチェックしたり、Paypayで買い物までしています。”後期高齢者の手習”でもここまでできる、というお手本のような両親なのです。
特にミっちゃんの方は、全国に散らばっている高校時代の友人たちと「LINEグループ」をつくり、朝の5時からガールズ?トークを繰り広げているようです。(シゲちゃんが「朝からピコンピコンうるさいんだよー」と嘆いていました)
コロナやウクライナといった世界情勢から、旧友の近況まで幅広く語り続けて人生を謳歌しているようです。先日は、そんな雑談の中からメンバーの体調異変に気がつき、精密検査を勧めたところ、ある病気の初期症状だとわかったそうです。これは、一種の人命救助でもあり、まさにデジタルによる個人のトランスフォーメーションではなかろうと思います(大袈裟)。
でも、このスキルアップが可能となったのには、彼ら個人の資質以外の、ひとつ大事なポイントがあるのです。次回は、私の両親のケースをモデルに、高齢者がデジタルに親しむ方策について考えてみたいと思います。
【おまけ】おすすめデジタル関連映画
「her/世界でひとつの彼女」
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スパイク・ジョーンズ監督・脚本による2013年のアメリカ合衆国のSF恋愛映画である。コンピュータのオペレーティングシステム(人格を持つ最新の人工知能型OS)に恋をする男を描いた物語である(wikipediaより)
この映画が秀逸なのは、デジタル(人工知能)とエモーション(感情)の未来像をスルドく描いていることです。映画「JOKER」で怪演を見せたホアキン・フェニックス、映画「ブラックウィドウ」のスカーレット・ヨハンソン(・・・と書いてて二人がマーベルコミックの主役を演じていたことに気がつきましたw)が、素晴らしい演技を披露しています。この映画を観た人同士で、未来の恋愛模様を語り合ったら、結構盛り上がりそうです。