スターウォーズの夜明け
スターウォーズ・シリーズの第1作は1977年公開。生まれて初めて劇場で観た映画だった。
当時自分は12歳。ジョージ・ルーカスは、ある座談会で「スターウォーズのシリーズは12歳児向けにつくっている」と語っている。なんと幸せな出会いだったのだろう。この長いシリーズを、要所要所で楽しめたことは、自分の人生をちょっとばかり「豊か」にしてくれたと思う。
*パンフレットもコンプリート
episode4-6 旧三部作(オリジナル・トリロジー)は、自分がまさに子どもで(12-17歳)、素直にこの物語やキャラクターに没入できた。関連グッズも色々買ったなあ。
episode1-3 新三部作(プリクエル・トリロジー)は、十分大人になってはいた(33-39歳)が、心底子どもに戻って楽しめていた。キャラクターの裏設定などの蘊蓄を楽しんだりもした。
ただ、それはジョージ・ルーカスというつくり手が真ん中にいたからこそのことだった。
epidode7-9 続三部作(シークエル・トリロジー)は、大人歴もずいぶん長くなったおじさん(49-53歳)として観ることになった。世の中の酸いも甘いも嗅ぎ分けた(?)おじさんにとっては、なんとかいうか、ツッコミどころが多すぎた。新キャラクターはよかったけれど(7)、物語が破綻し(8)、世界観そのものが崩壊(9)。フォースの扱いとか、バランスだとか、ラスボスの説得力とか・・・いやもう、とにかく残念。
ジャンルは違えど、ヒーローものとして世界観を確立した「マーベル・シネマティック・ユニバース」は、大量に作品をつくり続けつつ(11年で23作!)、おじさん(42歳-53歳)でも全然楽しめる仕上がり。同じディズニー傘下でありながらこの違いって。
まあ、そういう毒を吐くのも含めてスターウォーズなのかも知れない、と思いつつ、新しく始まったスターウォーズの初TVシリーズ「マンダロリアン」の第1話にワクワク。なにせ原案・脚本・製作総指揮が「アイアンマン」のジョン・ファブロー!!
スターウォーズの夜は明けないw