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県代表ってすごいことなんだぜ(大阪288日目)
「皇后盃 第43回全国女子駅伝」の応援に、京都・西京極陸上競技場へ。
この大会は、中学生から社会人までのランナーがたすきをつなぐ都道府県対抗の女子駅伝大会。結果は、1位が京都、2位は大阪、3位は福岡。
そして我らが宮崎県チームは、1区20位でスタートしたのち、抜きつ抜かれつで、最高12位まであがったり、26位に下がったり、また16位まであがったりしつつ、
最終的には25位でフィニッシュ。25/47であるから、ほぼ真ん中。悪くない。
夜は、出場した選手や監督等もお招きして、県人会の新年互礼会を兼ねた慰労会が開催された。
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会の冒頭で、選手一人ひとりが挨拶を述べたのだけど、
・満足のいく走りができなかった
・目標を達成できなかった
・悔しかった
みたいなネガティブな感想がほとんど。むむ。
そもそも県代表レベルってことは、普段から、長距離走の練習が生活の中心にあるような選手たちだ。県代表になるのは当たり前、全国大会で上位に行くこと、名門の大学やクラブチームで活躍すること、といった高い目標があるのだろうと思う。だから、どうしても厳しさが先にたつ。
監督のコメントはちょっと違っていて、「相当厳しい戦いであろうと想定していたが、本当によく頑張ってくれた」というもの。選手それぞれのベストタイムだとか直近のタイムから想定していたものからすればかなり善戦した、ということだろう。
都道府県対抗って微妙な競技会で、普段は別で練習している選手の寄せ集めチームで(メンバーを揃えるのに苦労する県もあるとのこと)、一緒にまとまった練習もできないわけだから、その順位をどうのこうの言うこと自体がナンセンスじゃなかろうか。
もちろん、観客としたら地元が上位にいけば嬉しいけどね。ちなみに宮崎県の最高位は4位が3回あるから余計にね。
*
自分には来賓挨拶+乾杯の役があったので(2回も登壇w)、県庁を代表して、というより、2人の娘を持つ1人の親として、以下の話をした。
・うちの娘たちは、何かの県代表に選ばれたこともないから、今日ここにいることが自体が凄いことだとわかる。
・そして親の立場からすれば皆さんの親が羨ましい
・まずは県代表のユニフォームを着て走ったことを誇りにして欲しい
・それでもアスリートとして、自分の目標についての思いはあるだろう
・明日以降は、その悔しさなりを練習にぶつけて頑張って欲しい
・今宵は、無事タスキを繋いでゴールしたことにお疲れ様
・美味しい料理をたくさん食べてね(乾杯)
ヌルいかなあ。ヌルいんだろうな。
でも、県代表って、相当にすごいことなんだぜ普通は。
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